平成23年度 県優秀技能者功績の概要その2

沖 豊（静岡市駿河区）建築大工/新工法 所属：有限会社ももぞの沖工務店

一般住宅や神社の耐震補強工事において、現状にあった継手を用い、補修、保存に貢献している。また、全国で初めて鉄骨建築物の基礎を金属型枠パネル工法により施工した。

折口 道明（沼津市）自動車整備 所属：トヨタ自動車株式会社東富士研究所

自動車製造における品質・信頼性向上に繋がる試験方法や計測方法及び実験に必要な装置を考案製作し、安全・快適で環境に優しい車両開発に大きく貢献した。

小山 賢治（浜松市南区）とび 所属：有限会社小山組

浜松駅のバリヤフリー工事や遠州鉄道関連の工事等を手掛け、その技能は高い評価を得ている。足場が悪い等、困難な工事においても長年の経験により作業を細分化し、工期の短縮に努め、高い信頼を得ている。

鈴木 隆義（沼津市）かわらぶき 所属：有限会社鈴市商店

台風や強風による瓦の飛散被害の復旧・修復工事に携わる中で平瓦のビス止、釘打ち工法及び棟瓦の金具を使用したモルタル工法を考案し、作業効率の改善に貢献した。

鈴木 武夫（浜松市南区）建築大工/伝統工法 所属：有限会社スズマサ

40年にわたり建築大工として技能の研鑽に努め、日本の伝統的な木造建築などを幅広く手掛けている。神殿新築工事も手掛け、伝統的な面腰格天井は高い評価を得ている。

瀬川 幹夫（静岡市駿河区）タイル張り 所属：瀬川タイル

高齢化社会に合わせたバリアフリーアプローチや環境に配慮した新しい工法で業界においても注目されている。また、煉瓦積み、大型タイル張り等において、色合いや模様を豊かな発想で製作し、デザインアート性にも優れている。

仙田 治興（浜松市中区）広告美術 所属：株式会社アンペン

アルミ型材を使用したジョイント式組立て看板を考案し、看板の移動や設置を容易にし、資材のリサイクルなどによるコストの削減、納期短縮を可能にし、看板製作の改善に貢献した。

髙杉 京一（熱海市）配管 所属：有限会社高杉設備工業

温泉パイプの接合剤に変わる接合用部材を考案し、作業効率の改善に貢献した。また、自ら考案した管路定規と継手定規を使用し、埋設配管作業において、効率の良い、正確な配管施工を行っている。