ユニバーサルファッションフェスタその7

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ページID1013096  更新日 2023年1月13日

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今回は、染色や素材そのものに拘った衣服つくりを行っている企業を紹介します。

株式会社アイフォーレ

アレルキャッチャーADを使ったタンクトップ

皮膚の治療現場で生まれた繊維を使って、人にやさしい衣服などを販売している企業です。

この企業が提案しているものは、文字通り全ての人間に対して平等に効果のある素材です。

「アレルキャッチャーAD」と名付けられた“繊維”は、人体にある酸化酵素と同等の働きを行ってくれる“繊維”です。

酸化酵素とは、身体に好ましくない物を分解して排出しやすい形にする作用をもつもので、このアレルキャッチャーは体内の酸化酵素と同じ働きを、体外からも衣服を着ることで促すことができるという画期的な発明です。

このアレルキャッチャーADで出来た衣服を着ると、ダニや花粉などのアレルギー物質を繊維状で吸着し人体まで及ぶことなく排除してくれます。

このような繊維を使用した衣服も、立派なユニバーサルファッションと呼べます。性能や効果によるユニバーサルデザインは私自身も盲点だったので、非常に感動しました。

有限会社ピンスタジオizumai事業部

オーガニックコットン製の衣服を果物由来の塗料で染色している、人にやさしい衣服を追求している企業です。

口に入れても問題無い素材で全てを生成することで、人にやさしい衣服という定義を再度考えさせてくれます。

「ボタニカル・ダイ」という方法でイチゴ・ゴマ・ほうれん草・ジェパニーといった野菜や果物から染色しています。

また、日本伝統の藍染の価値を今一度見直そうということで、オーガニックコットンと藍染のコラボなどを行っています。

素材から拘れば誰にとってもいいものになります。素材に拘ることも立派なユニバーサルファッションです。

写真:オーガニックコットン製の服

写真:オーガニックコットンを使用した生地

王子ファイバー株式会社OJO

写真:和紙製の糸「オージョ」て作ったシャツ

和紙糸OJOを使用することで環境に配慮た衣服の提案を行っている企業です。

「新3K」(1.軽い2.環境にいい3.体に良い)を打ち出した衣服の提案は、和紙で出来た糸“OJO”を使用していることにあります。

触り心地は麻のようなのに麻より軽く、汗や熱の吸収性と発散性が良いため蒸れずに匂いも抑える靴下などが開発されています。

この和紙の原料になるアバカという植物は、3年以上無農薬で育てられたオーガニック素材であり、3年程度で完全に発育しきる植物なので、環境破壊を行うことなく効率よく資源を回収できる利点も持っています。

新しい素材を調達の段階から環境に配慮して行うということは、ファッションだけでなく他分野に置いても重視するべき事柄です。

人間にも環境にも優しい洋服づくりを考えることが、ユニバーサルファッションの根源にあるのではないかと感じました。

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
shohi@pref.shizuoka.lg.jp