三里富士[百前森山]
- エリア
- 近畿エリア
- 名称
-
三里富士[百前森山]
- 読み
- みさとふじ[ひゃくぜんもりやま]
- 標高
-
783m
- 地域
- 和歌山県田辺市本宮町
世界遺産「熊野古道・中辺路」から見える優美な姿。
和歌山県田辺市本宮町の北、奈良県との県境には1,000m級の山々が連なる果無山脈があり、その前衛峰として標高783mの百前森山がある。昭和31年(1956年)の合併までこの地域が三里村であったことから、地元の人々はこの山に親しみを込めて三里富士と呼んでいる。百前森山の名は、その昔、山頂で侍達が酒盛りをした際、100人分のお膳を並べることができたことからそう呼ばれるようになったと伝えられている。周辺の山々からすると際立った高さを誇るわけではないが、世界遺産「熊野古道・中辺路」ルートの伏拝(ふしおがみ)集落から眺める山の姿は、まさしく富士山だ。日本有数の多雨地帯である紀伊半島では、雨後に霧が立ち込めることがよくある。このような時、後方の果無山脈が霧に隠れ、あたかも百前森山が独立峰の如く三里富士の名にふさわしい優美な姿を見せてくれる。
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