(5)豊かな暮らしの実現(ウ)地域の価値を高める交通ネットワークの充実

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ページID1061094  更新日 2024年2月22日

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令和6年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.人づくり・富づくりを着実に推進する取組】(5)豊かな暮らしの実現

次に、カーボンニュートラルポートの形成についてであります。

清水港において、官民が連携して、太陽光発電設備と蓄電池を組み合わせた地域マイクログリッドを新たに構築し、再生可能エネルギーの有効活用やレジリエンス強化の先導モデルを創出いたします。また、水素ステーションの設置なども進めてまいります。清水港を先導役として、県内のカーボンニュートラルポートの形成を推進し、持続可能な港湾経営を目指してまいります。

次に、富士山静岡空港についてであります。

令和5年の搭乗者数は、国内線の行楽シーズンにおける需要回復や、上海線の運航再開、ソウル線のデイリー運航化などにより、昨年を50%上回る47万7千人となりました。

国内線では、来月31日からの夏ダイヤにおいて、現在運休中のフジドリームエアラインズの出雲線が運航を再開するほか、全日本空輸の札幌線及び沖縄線が、本年7月1日から通年運航を約5年ぶりに再開することを決定いたしました。

回復が遅れている国際線につきましては、4月末から中国東方航空の上海線が週2往復から4往復に増便されるのに加え、チャイナエアラインの台湾・高雄からの連続チャーター便や、来月末に運航されるベトナムと静岡との初めてのイン・アウト双方向チャーター便など、明るい兆しが見えております。 

本年6月には、富士山静岡空港が開港15周年を迎えます。この節目の年に、台湾をはじめとした就航路線の完全復活と、東南アジア地域などを対象とした新規路線の開設を目指してまいります。より多くの方々に空港を利用いただき、コロナ禍前の搭乗者数74万人を上回るよう、運営権者である富士山静岡空港株式会社や関係団体など、オール静岡で取り組んでまいります。