(6)魅力の発信と交流の拡大(ア)“ふじのくに”の魅力の向上と発信

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ページID1061095  更新日 2024年2月22日

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令和6年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.人づくり・富づくりを着実に推進する取組】(6)魅力の発信と交流の拡大

第5の柱は、「魅力の発信と交流の拡大」であります。

はじめに、浜名湖花博2024(ニーゼロニーヨン)についてであります。

来月23日に、はままつフラワーパーク会場で、また4月6日には、浜名湖ガーデンパーク会場で、いよいよ開幕を迎えます。

「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナ デジタル田園(ガーデン)都市(シティ)~」をテーマとして、来場者の皆様に、花緑の美しさに触れていただくとともに、テクノロジーや環境との調和など、新しい暮らしのあり方について提案してまいります。

浜名湖ガーデンパークでは、「緑の魔術師」と称される石原和幸(いしはらかずゆき)氏監修の記念庭園「汽水(きすい)園(えん)」や、1,600種類の色彩豊かな花々に囲まれ、ふじのくに食の都づくり仕事人が提供する、県産食材を生かした料理をお楽しみいただける印象派庭園「花美(はなび)の庭」、デジタルアートで花咲く印象派の世界への没入を体験できる「イマーシブミュージアム」など、花緑の美しさと技術の粋を尽くした多彩な見どころを御用意しております。

誰もが楽しみ、心癒やされる機会を提供できるよう万全の準備を進めてまいりましたので、県内外から多くの方々をお迎えしたいと存じます。

次に、地域の文化の魅力向上についてであります。

本県が持つ地域文化の魅力を磨き上げ、子どもから高齢者までが、文化に親しめる地域社会の構築を目指してまいります。

昨年、本県は「東アジア文化都市」に選定され、日本のいわば「文化首都」として、スポーツ、食、旅、花・庭など、日本文化の魅力を国内外に発信いたしました。認証事業数は目標500件に対して979件、来場者数は目標360万人に対して1,345万人、経済波及効果は目標100億円に対して389億円と、いずれも過去の最高実績を大きく上回ることができました。スポーツ分野では、中国とのサッカー交流が、食分野では、韓国との食文化交流が行われるなど、各分野で、本県の国際交流や経済効果につながる取組が数多く出てまいりました。加えて、県内各地で、民間主体の地域に根ざした文化事業が芽吹いてまいりました。今後は、こうした個別の交流や取組を生かしながら、持続可能で文化豊かな地域づくりを推進してまいります。

さらに、東部・伊豆地域では、特色ある文化の魅力を増進し、魅力ある地域づくりを進めるため、「東部・伊豆地域文化ゾーン」の構築を目指し、新たな文化振興のネットワークを立ち上げます。旧ヴァンジ彫刻庭園美術館を活用し、市町、観光関係者等と連携して、地域の文化力の向上と地域の活性化につなげてまいります。

次に、富士山の登山者への対応についてであります。

昨年の夏は、登山者数がコロナ禍前の水準まで回復し、賑わいを取り戻した一方で、弾丸登山、軽装登山、マナー違反等の課題が浮き彫りになりました。こうした課題に対応するため、今年の夏山シーズンでは、ウェブを活用した登山者の登録システム構築や、夜間における入山制限に向けた現地での対策など、入山管理システムの導入に向けた社会実験を実施してまいります。国、山梨県、地元関係団体と連携し、安全快適な富士登山の実現に向けた取組を進めてまいります。