しずおか文化財ナビ 川合花の舞

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ページID1021500  更新日 2023年11月3日

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写真:準備中

よみ
かわいはなのまい
指定区分、指定種別
県指定/民俗文化財 ・ 無形民俗文化財
指定日
1975年3月25日
員数
所在地
静岡県浜松市天竜区佐久間町川合(八坂神社)
一般公開有無
駐車場の有無
公開情報
例年10月下旬

文化財の説明

【指定資料】 川合八坂神社の社前に農作物などを型どった「花」を吊り下げた「舞戸」をつくり、中央に釜を置き湯をたぎらせて、そのまわりで18の次第を舞う。古格を厳に守り、五穀豊穣を祈願する農民の素朴な心情がよくあらわれている。
【紹介資料】 10月最終土曜日
奥三河の花まつりに通する芸能で、県内には他に同町の今田に現存する。いずれも「花の舞」とこの芸能を呼んでいる。子供たちが舞う三ッ舞、四ッ舞の時、頭に冠る花笠の印象から、この花の舞の名称が生まれたと伝える。
境内に釜を据え、そのうえに5色の紙を刻んだ湯蓋を吊し周囲を仕切って舞処とする。子供たちの花の舞に続いて「鬼さま」と畏敬をこめて呼ばれる大きな鬼面をかぶった赤鬼が登場。手にはこれも大きなマサカリを持ち反閇を踏む。踏みまちがうと村に不幸があるといわれ、見物人の「テーホヘ、テホヘ」の掛声に合せてやがて祭りは最高潮に達し、吊るされた〈蜂ノ巣〉をマサカリでたたくと、花吹雪となる。煮えたぎる釜の湯は「湯ばやし」の段で舞人のもつ湯たぶさでもって周囲の見物人にふりかけられて終る。
この祭りもかつては花崗岩の岩峰に天狗を祭る「高根祭り」から開始され、舞人と観客が一体となって夜を徹して行われたが、今は時間をつめて12時頃には終了する。
(静岡県教育委員会1994『ふるさと静岡県文化財写真集4 民俗文化財・無形文化財編』より)

地図情報

地図

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
bunkazai@pref.shizuoka.lg.jp