野菜マシマシプロジェクト
野菜マシマシの取組経緯
1 静岡県の健康課題
本県の健康寿命は、全国5位とトップクラス(表1)を維持していますが、死因別死亡状況の統計である標準化死亡比(SMR)でみると、脳内出血を始めとする脳血管疾患で亡くなる方が全国より多くなっています(図1)。また、脳血管疾患は、介護が必要となった主な原因の第2位でもあります(表2)。
健康寿命の延伸のためには、脳血管疾患を予防することが重要です。
男性 | 女性 | |
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静岡県 | 73.45歳(5位) | 76.58歳(5位) |
全国 | 72.68歳 | 75.38歳 |
※健康寿命:「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。
図1 全国を基準とした標準化死亡比(SMR:standardized mortality ratio)(H29ーR3)
表2 要介護度別にみた介護が必要となった主な原因(令和4年国民生活基礎調査)
2 減塩の取組
そこで、脳血管疾患発症の主な危険因子の1つである高血圧対策の一環として、静岡県では、H27年度に「お塩のとりかたチェック票」を開発、H28 ~「減塩55プログラム」に取り組んできました。
3 プロジェクトの立ち上げ
今まで取り組んできた食塩の摂取量を減らす「減塩」に加え、野菜に多く含まれる「カリウム」が、余分な食塩(ナトリウム)を体の外へ排出する手助けをしてくれる点に改めて着目しました。
しかし、県民の1日あたりの野菜摂取量は、国の目標摂取量である350gに対して、男女とも(70g~100gほど)大きく不足しており、全国的にも、(それぞれ、36位、41位と)低い順位となっています(図2)。
そこで、県民の野菜摂取量の増加を産学官連携で目指す「野菜マシマシプロジェクト」を立ち上げました。
※腎臓の機能が低下している方は、主治医の指示に従って下さい。
所属 | 氏名 |
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株式会社にしはらグループ 代表取締役社長 |
西原洋平 氏 |
料理研究家・インスタグラマー | 松山絵美 氏 |
特定非営利活動法人NPOサプライズ 代表理事 | 飯倉清太 氏 |
静岡社会健康医学大学院大学 准教授 | 溝田友里 氏 |
静岡県立大学食品栄養科学部 講師 | 串田修 氏 |
図2 全国の野菜摂取量
令和4年度までの取組
産学官連携で開発した「野菜マシマシ」餃子が期間限定で登場!(終了しました)
●販売期間:2023年3月1日~2023年3月31日
普段野菜をあまり食べない人でも、餃子ならついつい食べてしまう。
そんな「自然に野菜を食べることのできる環境づくり」を目指し、県が、外食企業、料理研究家・インスタグラマー、地域づくりNPO、静岡県内の大学とタッグを組み、「野菜マシマシ」餃子を2種類開発しました。
開発した餃子は、令和5年3月1日(水曜)から、自動販売機等県内7か所において期間限定で販売しました。
(1)餃子の特徴
旨味たっぷり餃子 | れんこんのシャキシャキした歯ごたえとかつお節と昆布の旨味がたっぷり感じられる和風仕立て。 |
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スタミナ旨塩餃子 | ほうれん草と長ネギをメインに、ニンニクを効かせたガッツリ感溢れるスタミナ仕立て。タレなしでもおいしい。 |
- 料理研究家・インスタグラマーの松山絵美氏監修。
- 肉不使用ながら満足感を追求。
(2)販売場所一覧
設置場所 | 住所 |
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一番亭 長泉町下土狩店 | 長泉町下土狩御嶽堂323-4 |
一番亭 伊豆長岡店 | 伊豆の国市長岡250-8 |
かつ銀 静岡SBS通り店 | 静岡市駿河区中村町225-1 |
にしはらグループ本部 | 三島市富田町3-30 |
修善寺 うさぎ薬局(寄付型自販機) | 伊豆市小立野90-1 |
設置場所 | 住所 |
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かつ銀 沼津東椎路店 | 沼津市東椎路464-1 |
一番亭 富士宮阿幸地店 | 富士宮市東阿幸地698 |
令和5年度の取組
1 野菜マシマシキャンペーンの実施
本県の健康課題である脳血管疾患の予防対策として、県では、市町や協力企業とともに、8月31日(やさいの日)を中心に、「野菜マシマシ」をキーワードに、市町や企業と連携し、県民の野菜摂取量の増加を目指す『野菜マシマシキャンペーン』を展開しています。(令和5年度は民間企業等との連携強化を検討しており、県内企業等、幅広く皆様からのご意見募集しております。本キャンペーンにご興味のある方は健康福祉部健康局健康政策課までご連絡お待ちしております。)
キャンペーン内容については、一覧のとおりです。随時更新予定です。
- 令和5年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組(7~10月)一覧 市町編 (PDF 119.9KB)
- 令和5年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組(11〜3月)一覧 市町編 (PDF 85.0KB)
- 令和5年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組(6月〜3月)一覧 企業編 (PDF 64.8KB)
2 取組の紹介
(1)スーパーマーケット、調味料製造メーカーが県と協働して、県民の野菜摂取増を応援!
エスエスケイフーズ株式会社、株式会社タカラ・エムシーから『野菜をもっと食べよう!野菜マシマシキャンペーン』(令和5年6月1日〜6月30日)を県と協働して取り組む旨の提案があり、6月1日(木曜)にキックオフイベントを実施しました。
イベント当日は明治安田生命保険相互会社による『べジチェック®』測定会やちゃっぴーとの撮影会を行いました!!
(2)野菜マシマシ餃子を作ってみました!
令和4年度に、産官学連携で開発した「野菜マシマシ」餃子の元になった料理研究家・インスタグラマーの松山絵美氏のレシピを参考にした、料理教室等が開催されましたので紹介します。
(3)その他、野菜マシマシに関連した取組みを紹介します!(報告時期順)
- 伊東市「食育の日 健康づくり応援イベント開催」 (PDF 99.0KB)
- 伊東市「ラクベジ料理動画をYouTubeで配信と料理教室で実施」 (PDF 79.6KB)
- 伊東市「野菜料理レシピコンテスト開催」 (PDF 89.6KB)
- 三島市「三島フードフェスティバル2023(三島市商工観光課主催)ベジメーター大測定会」 (PDF 1.2MB)
- 伊豆市「野菜マシマシ事業」 (PDF 59.3KB)
- 静岡県西部健康福祉センター「野菜摂取促進事業 1」 (PDF 86.5KB)
- 静岡県西部健康福祉センター「野菜摂取促進事業 2」 (PDF 102.5KB)
- 静岡県西部健康福祉センター「野菜摂取促進事業 3」 (PDF 100.8KB)
- 富士市「野菜マシマシプロジェクトコーナーの設置」 (PDF 531.1KB)
- 富士市「富士市保健部地域保健課×MaxValu 共同イベント 体験型健康キャンペーン」 (PDF 387.6KB)
- 富士市「地区文化祭・イベント等での食育推進事業」 (PDF 356.7KB)
3 啓発物の紹介
令和6年度の取組
1 野菜マシマシキャンペーンの実施計画
本県の健康課題である脳血管疾患の予防対策として、県では、「野菜マシマシ」をキーワードに、県民の野菜摂取量の増加を目指す「野菜マシマシキャンペーン」を本年度も野菜の日(8月31日)を含む8月~10月を中心に展開しています。現時点で、県内で行われている「野菜マシマシ」の取組を下記に御紹介します。随時更新予定です。
なお、県では本主旨に賛同し、「野菜摂取量の増加」の取組を行う市町、地域、施設、企業、団体等を募集しております。本キャンペーンについてご興味のある方は、健康政策課まで御連絡ください。
- 令和6年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組一覧 市町編 (PDF 96.6KB)
- 令和6年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組一覧 企業編 (PDF 69.4KB)
- 令和6年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組一覧 給食施設編 (PDF 114.6KB)
- 令和6年度 静岡県「野菜マシマシ」関連の取組一覧 県健康福祉センター編 (PDF 75.9KB)
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野菜の日 野菜マシマシキャンペーン(伊豆市) (PDF 236.5KB)
台風の影響により中止となりました。 - ベジ育教室、出張からだチェック、減塩(ヘルシオ)&野菜マシマシキャンペーン(富士宮市、富士健康福祉センター) (PDF 52.9KB)
- 静岡県立吉原工業高等学校文化祭での食育コーナーでの食育コーナー設置(富士市) (PDF 85.5KB)
2 取組の紹介
静岡県の各健康福祉センター、市町、給食を提供している施設(事業所、保育園等)などで行われた取組を紹介します。(順不同、敬称略)
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東部健康福祉センター「野菜マシマシイベント(東部健康福祉センター×沼津市・裾野市・長泉町×JAふじ伊豆)」 (PDF 80.4KB)
野菜の日である8月31日を中心に行うイベント内で、推定野菜摂取量の測定、野菜350グラムクイズなどを行いました。 -
東部健康福祉センター「野菜マシマシイベント(東部健康福祉センター×社員食堂)」 (PDF 103.9KB)
野菜の日の8月31日を中心に、管内事業所の社員食堂(協働団体は、米久株式会社、芝浦機械株式会社、共和キリン株式会社、エームサービス株式会社)と連携したイベントを実施しました。 -
エームサービス株式会社、米久本社事業所「野菜マシマシメニューの提供、推定野菜摂取量測定」 (PDF 83.8KB)
東部健康福祉センター管内事業所の社員食堂で行われたキャンペーンです。 -
アステラス製薬株式会社焼津技術センター食堂「野菜ましましイベント」 (PDF 75.7KB)
中部健康福祉センター管内事業所の社員食堂で行われたイベントです。 -
吉田町立さくら保育園、さゆり保育園「保育園で栽培した野菜をつかった給食の提供、クッキング」 (PDF 1.7MB)
中部健康福祉センター管内の保育園で、園で栽培した野菜をつかった給食の提供、クッキングを行いました。 -
西部健康福祉センター「袋井市内で野菜摂取促進の普及啓発」を行いました。 (PDF 215.1KB)
野菜摂取量を測定する機器(ベジチェック)で測定してもらう機会を設けました。 -
西部健康福祉センター「毎月19日『食育の日』に旬の野菜レシピを発信」しています。 (PDF 515.3KB)
静岡県西部健康福祉センターの管理栄養士監修のレシピ(ベジカフェ クッキンGooD!)を作成。管内の約700人に配信中です。配信日は、6月21日、7月19日、8月19日、9月19日、10月18日、11月19日、12月19日、1月17日、2月19日、3月19日です。 - 西部健康福祉センター作成「ベジカフェ クッキンGooD!vol.2」 (PDF 286.4KB)
- 西部健康福祉センター作成「ベジカフェ クッキンGooD!vol.3」 (PDF 378.6KB)
- 西部健康福祉センター作成「ベジカフェ クッキンGooD!vol.4」 (PDF 327.1KB)
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伊豆市「野菜マシマシ事業(伊豆市内飲食店での野菜マシマシメニュー提供)」 (PDF 86.9KB)
伊豆市では、減塩・運動・禁煙のげんきプロジェクトの高血圧対策の一環で、令和5年度から野菜マシマシ事業を実施しています。食を支える環境づくりとして、今年度新たに、伊豆市内飲食店と協力し、野菜マシマシメニューの提供を始めました。令和6年6月時点で7店舗が登録されています。 - 伊豆市「野菜マシマシメニュー」始めました!(外部リンク)
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賀茂健康福祉センター「食育キャンペーン(下田市と共催)」を行いました。 (PDF 1.1MB)
下田市内のスーパー利用者に対して、野菜摂取量増加を目的に、下田市と共催で食育キャンペーンを行い、1日の野菜摂取量の目安が分かるベジチェックを53名の方に体験していただきました。 -
小山町「小山町食育の日事業 ベジメータ測定」 (PDF 69.6KB)
毎月19日の「食育の日」に合わせ、希望者にベジメータ測定、指導を実施し、食生活の改善、野菜摂取量増加のための啓発を行っています。 -
森町「気軽に健康チェックの日(野菜の重さ当てクイズ)」 (PDF 41.5KB)
簡単な健康チェックで体の状態を知り、翌年も健康に過ごせることを目的として実施します。
野菜の重さ当てクイズでは、1日の野菜摂取量350gを実際に手にとって計測し、森町食推協の会員が栄養バランスのアドバイスを行います。 -
御殿場市「健康測定会・健康セミナー」 (PDF 49.6KB)
肥満改善や生活習慣病予防のため、企業と連携し、働き世代を対象にした健康測定会、セミナーを実施します。
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伊東市「チョットだけヨって 8318(やさい歯)イベント」 (PDF 127.1KB)
伊東市内のショッピングプラザにて、伊東市、県熱海健康福祉センターの専門職と静岡県立大学栄養生命科学部の学生、保健委員、ちゃっぴーが協働して健康づくりに関する情報の普及啓発を延べ100人の方に行いました。管理栄養士による野菜350グラム測定クイズ、野菜の種プレゼントなどを実施しました。 -
伊東市「出張型栄養サポート『げんき弁当試食&個別測定会』」 (PDF 129.8KB)
市民の健康づくりを応援するため、伊東市健康づくり食生活推進協議会と協力して、本市の高齢化率が高い南部地域に出張し、げんき弁当配布、個別測定、栄養相談会を実施しました。 -
伊東市「男性限定の地場野菜を活用した料理教室」 (PDF 111.7KB)
伊東市健康づくり食生活推進協議会が行政と協力して料理初心者の男性を対象にした料理教室を開催。野菜摂取量増量に向け、新鮮地場野菜を活用しました。 -
伊東市「伊東市立八幡野幼稚園における食育講話」 (PDF 75.6KB)
伊東市立八幡野幼稚園の保護者、職員を対象にした食育講座を行いました。 -
伊東市「池小学校におけるベジチェック測定」 (PDF 63.5KB)
好き嫌いしないでいろいろな野菜を食べようとする意欲を育てることを目的にした食育の授業の中で、ベジチェック測定を行いました。 -
伊東市「野菜摂取量増量に向けた健康づくり応援イベント開催(7月)」 (PDF 111.3KB)
市民の野菜摂取に関する意識を高めることを目的に、推定野菜摂取量の測定などを行うイベントを7月12日に開催しました。 -
伊東市「野菜摂取量増量に向けた健康づくり応援イベント開催(8月)」 (PDF 122.6KB)
市民の野菜摂取に関する意識を高めることを目的に、推定野菜摂取量の測定などを行うイベントを8月27日に開催しました。 -
伊東市「野菜摂取量増量に向けた健康づくり応援イベント開催(9月)」 (PDF 100.5KB)
市民の野菜摂取に関する意識を高めることを目的に、推定野菜摂取量の測定などを行うイベントを9月12日に開催しました。 -
伊東市「野菜料理レシピコンテスト開催」 (PDF 80.7KB)
野菜摂取量増を目指す取組として、夏休み期間に市民を対象に野菜料理レシピコンテストを開催しました。 -
裾野市「ボランティア団体合同研修会の実施(8月)」 (PDF 77.7KB)
裾野市で活動するボランティア団体対象の研修会で、野菜摂取の必要性、目安量について栄養士からお伝えしました。 -
伊豆の国市「幼児親子クッキング教室の開催(8月)」 (PDF 77.8KB)
伊豆の国市在住の未就学児とその保護者を対象に、親子で一緒に料理する教室を開催。四季それぞれの旬の野菜の紹介や、野菜の断面クイズ、野菜の働きについてお伝えし、親子で、夏野菜カレーなどを作りました。 -
伊豆の国市「ワクワク・モリモリ小学生料理教室の開催(7月、8月)」 (PDF 80.1KB)
小学1年生から3年生とその保護者を対象に、親子で一緒に料理する教室を開催。不足しがちな野菜の摂取を促すことを目的に、野菜の働き、1日に食べたい野菜の量などをお伝えし、野菜を使った調理実習を行いました。 -
清水町「『野菜マシマシ』プロジェクト街頭啓発(9月)」 (PDF 333.7KB)
富士伊豆農業協同組合清水支店で実施しているしみず朝市の来場者に、野菜をもっと食べるきっかけを作る目的で、啓発を行いました。
3 関連の取組
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静岡県水産振興課「やさかなプロジェクト」
県民の皆様が魚と野菜を食べる習慣をつけることで、健康的な食生活を送ることを目標とした、静岡県おさかな普及協議会(静岡県漁連)・キユーピー株式会社・静岡県(水産振興課、健康政策課)の共同プロジェクトです。※「やさかな」はキユーピー株式会社の登録商標です
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部健康局健康政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2404
ファクス番号:054-251-3219
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