協働の取組み
静岡市都市山麓グリーンベルトの概要
土砂災害警戒区域が集中している静岡市の賎機山から興津川までの東西12km、面積65km2の市街地北側山麓域を都市山麓グリーンベルト整備区域とし、土砂災害防止施設の整備を重点的に推進しています。また、竹林の拡大が著しい清水大内地区をモデル地区とし、樹林帯の整備を行っています。
都市山麓グリーンベルトの機能
【1】土砂災害の防止(健全で良好な樹林の防災効果)
- 山腹から生産される土砂を抑制します
- 渓床に堆積する土砂の量が増加する事を緩和します。
- 平常時に土砂の生産を抑制し、えん堤機能の維持と災害時の被害を軽減します
【2】無秩序な市街化防止
市街化の進行に伴い、急斜面のすぐ下に住宅が立ち並ぶようになり、土砂災害による被害の危険性は増大しています。一連の樹林帯を整備し、無秩序な市街化を防止します。
【3】都市景観の保全・創出
都市化が進むにつれて、これまで私たちの身近にあった里山が失われてきています。景観の悪化や生物多様性の現象が問題となっています。一連の樹林帯を整備し、都市景観を保全・創出します。
「森と水辺を育てる会」~静岡市都市山麓グリーンベルト~
静岡市清水区大内地区ではグリーンベルト整備事業におけるモデル地区として、地元有志による活動団体「森と水辺を育てる会」と平成17年3月に砂防サポートプログラムの合意書を締結し、砂防堰堤等の集中的な整備とともに、土砂災害に強い砂防樹林帯づくりを団体と協働で進めています。
主な作業は、放置竹林の間伐や管理道の整備であり、併せてタケノコ堀りや植樹なども楽しみながら里山の維持管理を行っています。
また、令和2年6月には、新たに「大内自治会」とも協定を結び、地域が一体となり維持管理活動を進めています。



「丸子芹が谷町自治会自主防災委員会」~静岡市駿河区丸子芹が谷地区~
丸子芹が谷自治会自主防災委員会と平成22年12月に砂防サポートプログラムの合意書を締結し、土砂災害防止施設やその周辺の草刈り等の清掃活動や施設点検について、団体と協働で進めています。平成29年6月にはこれらの活動が評価され、土砂災害防止功労者として国土交通大臣に表彰されました。


このページに関するお問い合わせ
交通基盤部河川砂防局砂防課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3044
ファクス番号:054-221-3564
sabo@pref.shizuoka.lg.jp