文化財登録された砂防設備
文化財登録された砂防設備
木和田川砂防堰堤群
明治43年の豪雨による山腹崩壊を契機に、県が建設した石造空積砂防堰堤群であり、下流から上流に向かって一号、二号の順に八号堰堤まで配置しています。立面形状から「兜堰堤」と呼ばれており、最大規模は四号堰堤の堤長25mです。明治期の構造形式を踏襲しつつ、台形越流部という近代的技術が加味されています。現在は周囲の緑が回復し、石造構造物も一体となって、渓谷の自然景観とよく馴染んでいます。平成14年6月に登録有形文化財に登録されました。


平成15年7月の豪雨により流出
平成16年に復旧






木和田川砂防流路工
明治43年の豪雨を契機に築かれた砂防流路工で、延長は一号70m、二号15mであり、ともに台形断面の石積構造物である。木和田川砂防一号堰堤~八号堰堤とともに、下流の平野部を保全している。一号流路工、二号流路工は、ともに最上流部の八号堰堤の上流に位置し、周辺の景観に馴染んでいる。平成14年8月に登録有形文化財として登録された。


パンフレット
木和田川周辺は、「砂防学習ゾーン」として県民の皆様が散策していただける遊歩道等の整備を行い、紅葉の時期には多くの方が訪れています。
平成15年7月3日から4日にかけての豪雨により木和田川砂防二号堰堤が崩壊しました。登録有形文化財であることから復旧にあたっては、堰堤の内部はコンクリートで施工し、表面は、従前の石を同位置に復元しています。
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このページに関するお問い合わせ
交通基盤部河川砂防局砂防課
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