土砂災害警戒情報ってなに?
土砂災害警戒情報ってなに?
静岡県と静岡地方気象台が、土砂災害による人的被害を未然に防ぐため共同で発表する防災情報(土砂災害防止法第27条および気象業務法第11条に基づいた大雨警報を解説する情報)です。この情報は、大雨により土砂災害の危険性が高まった市や町を特定し、市町長の避難指示発令の判断や住民の自主避難に活用されています。
対象とする土砂災害
降雨から予測可能な土砂災害のうち、「土石流」や「集中的に発生するがけ崩れ」を対象としています。
土砂災害警戒情報は警戒レベル4避難指示相当の情報です。土砂災害のおそれのある場所にいる方は、市町から発表される避難情報に留意し、命を守るため、ご家族やご近所の方と声をかけあい、早めに避難をしましょう。
なぜ共同で発表するの?
気象情報の専門家である気象台と、過去の土砂災害の情報や詳細な地形情報を持つ県が共同で発表することで、より精度の高い避難行動に結びつく情報の提供が可能になるからです。
どのように伝えられるの?
県民の皆さんには、以下のような手段によりお伝えします。
- テレビやラジオのニュースや速報テロップ
- 市や町の同報無線
- 県、気象庁のホームページ
実際に発表された例(令和7年9月台風第15号)
土砂災害警戒情報には、以下の項目と情報が記載されています。
- タイトル・情報番号
一連の降雨を対象とした最初の発表を第1号とし、発表対象地域全域の警戒を解除する情報まで連続番号を用います。 - 警戒対象地域
あらかじめ決められた監視基準(CL)を超えると予想される市町を明記します。また、新たに警戒対象となった市町名の後ろに*印を付加します。
静岡市と浜松市は、北部と南部に分けて発表します。 - 警戒文
テレビ・ラジオ等の報道機関や防災行政無線等音声で情報を伝える場合を想定し、必要な情報を最小限の文字数で伝えるようにします。 - 補足する図
警戒対象地域、警戒解除地域、強い雨が降る範囲とその動きを示します。
静岡市と浜松市の区分について
- 静岡市北部:葵区(大川、清沢、玉川、梅ヶ島、大河内、井川地区)
- 静岡県南部:葵区(静岡市北部の地域を除く)、駿河区、清水区
- 浜松市北部:天竜区
- 浜松市南部:中央区、浜名区
土砂災害警戒情報が発表された時は、いつ土砂災害が起こってもおかしくない状況です。
また、地形・地質の条件が悪いところでは、土砂災害警戒情報が発表されていない場合も土砂災害が発生するおそれがあります。このようなところにお住まいの方は、気象状況や現地状況(前兆現象等)に注意し、早めの避難を心掛けてください。
このページに関するお問い合わせ
交通基盤部河川砂防局砂防課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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