第16回旧小学校跡地から、地域を結ぶポートへ

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1035189  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

島田市の「Glamping&Port結」の法月梓さん

こんにちは。静岡県中部地域局です。
地域活動に取り組む方々にスポットを当て、地域と関わるようになったきっかけや活動内容について、中部地域局の職員がインタビューし、みなさんに情報をお届けします。
第16回となる今回は、島田市のグランピング・ワーケーション・地域交流施設「Glamping&Port結(グランピングアンドポートゆい)」の法月梓(のりづきあずさ)施設マネージャーに、インタビューしました。

写真:法月施設マネージャー

写真:名刺 グランピングアンドポートゆい アイワコネクト 〒427-0113 静岡県島田市湯日564番地 電話:0547-39-7010 ファクス:0547-39-7011

湯日小学校から、地域を「結ぶ」ポートへ

「Glamping&Port結」は、島田市立湯日(ゆい)小学校の跡地を活用し、全面改装の上、令和4年3月にオープンしました。
旧校庭にはグランピング用のテントを配置し、旧体育館には室内遊具を設置しました。
また、旧校舎内にコワーキングスペースとして使えるワーカーズポートと、地域と連携したイベント等を行うローカルポートなどを設けています。
施設には、二宮金次郎像や児童が使っていた机など、小学校時代の物をあえて残してあり、ノスタルジックな雰囲気に浸ることもできます。
ワーカーズポートの窓からは白いテントや涼しげなプール、そして茶畑を見渡すことができ、ゆったりとした気持ちで仕事に取り組んだり、家族と休憩することができます。
「Glamping&Port結」という施設名は、グランピングを楽しみながら地域とつながる「港(port)」になるという意味が込められています。
地域の観光をたっぷり楽しめるよう、午後1時からのアーリーチェックインを受け付けており、電動自転車の貸出(有料)などのサービスを利用して、茶畑をはじめとした風景などを楽しむ周遊も、お客様にお勧めしています。茶畑の丘からは、晴れた日には富士山も見えます。

写真:外観

写真:ワーカーズポート

写真:テント

茶どころならでは「茶農家直送の体験」

「Glamping&Port結」がある初倉地区は、茶の生産が盛んな地域です。
元小学校であることから発想し、「社会科メニューおいしいお茶の淹れ方体験」と名付け、ゴールデンウィークのイベントとして、地域の11の茶工場で製茶されたお茶を寄付していただき、お客様に茶淹れ体験をしていただいたところ、大変好評でした。
特にゴールデンウィーク中は静岡県外からのお客様が多く、急須を使ったことのない方や、ペットボトルのお茶すら飲んだことがなかった小学生のお客様もいらっしゃいました。そうした方にとって、お茶を淹れるということはとても新鮮で楽しい体験だったようです。
また、グランピングエリアの隣地には茶畑があるのですが、そこから摘んだお茶を使った茶淹れ体験は、当施設ならではの楽しさとおいしさを提供できました。

広がる地域との協働構想

地域との交流スペース「ローカルポート」が、5月13日に完成しました。
これから、地元の自治会と協議しながら、物産展や個展などを開催していければと考えています。併せて、地域の情報発信もできればと思います。
また、漠然とお茶を飲むだけでなく、お客様に湯日のお茶の歴史、種類など、バックグラウンドにあるストーリーも伝えて、理解してもらいたいと思っています。

例として、茶農家の方に直接レクチャーをしていただくことなどを考えています。
加えて、当施設は元々小学校だったことから、今もこの地区の避難所に指定されています。災害時には、体育館等で避難が必要になった方を受け入れていきます。
当施設の名前に「結」と付けたとおり、地域の方とお客様を結ぶ場になれるよう、これから様々な取組を行いたいと思います。

写真:ローカルポート

写真:体育館

このページに関するお問い合わせ

中部地域局地域課
〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1 藤枝総合庁舎2階
電話番号:054-644-9102
ファクス番号:054-645-1152
chubu-chiiki@pref.shizuoka.lg.jp