第7回お子さん連れで気兼ねなく集まれる古民家カフェ

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ページID1035197  更新日 2023年1月13日

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藤枝市の「neucoffee」の渡村恵さん

こんにちは。静岡県中部地域局です。

地域活動に取組む方々にスポットを当て、地域と関わるようになったきっかけや活動内容について、中部地域局の職員がインタビューし、みなさんに情報をお届けします。第7回となる今回は、藤枝市でカフェ「neucoffee(ノイコーヒー)」を営業されている、渡村恵(とむらめぐみ)さんにインタビューしました。

写真:ノイコーヒー1

お子さん連れで気兼ねなく集まれる古民家カフェ

私は富士市出身ですが、夫が島田市出身だった縁で、志太地域にやってきました。

neucoffeeの店舗は、元は夫の祖父母の家でした。街中に空き家が増えていると聞き、2人目を出産後はどこかに勤めるのではなく、自分で何か空き家を活用した仕事はできないかと思い、2017年に古民家カフェを始めました。私が自分のお店を開くに当たってこだわったことは、小さなお子さんと一緒に過ごせる空間を作ることでした。自分が子育て中に、子どもを連れて食べに行けるお店が少なかったことが気になっていたからです。気軽にお子さん連れでご利用頂けるよう、当店では敢えてメインの客席を座敷形式にしています。お母さんたちが、育児の間に、ちょっと息抜きになるような場所になればと思っています。開店直後の時期はFacebookを毎日更新するなど、SNSで地道に広報をしていました。そうしてお子さん連れのお母さんが来店し、交流しているうちに、だんだんお客さんが増えていきました。

他には、奥にあるテーブル席にて、定期的にワークショップを開催しています。内容は彩むすび書や歯固め作りなどです。また、開店前の座敷スペースでは、ヨガ、フラダンスなどを行っています。いろんな方に使っていただいて交流が生まれ、お互いにとって相乗効果がある場所になればと思います。

写真:ノイコーヒー2

写真:ノイコーヒー3

イベント・商品ともに手づくりの、藤枝エール市場

お店でお客さんを待っているだけでなく、キッチンカーでマルシェに出店したりもしていたのですが、コロナ禍の今はイベントが減ってしまいました。そこで、島田市の藤田さん(寄り合いブログ第6回参照)が開催されていたエール市場に共鳴して、焼津市の松葉畳店さん(寄り合いブログ第5回参照)に続き、令和3年の2月から、毎月不定期で土曜日に当店の庭でもエール市場の開催を始めました。3、4店舗のお店が出店してくださり、ありがたいことにお客さんも大勢来てくださいます。

今、皆さんはコロナ禍で遠出もできず、ストレスもかなり溜まっていると思います。neucoffeeのエール市場が、皆さんにとってちょっとした癒しの場になっていれば嬉しいです。出店してくださっているのはハンドメイドのお店が多いです。ハンドメイドだと1点物で、他に同じ商品がないという、選ぶ楽しみがあります。ここでも、出店者とお客様の交流が生まれ、また、参加した方から人のつながりが増えて輪が広がっています。

今後は、neucoffeeのような古民家を活用した場所を他にも増やしていって、結果的に地域の活性化に貢献できればと思っていますが、コロナ禍で少し足止めとなっています。それでもお店のファンに支えられて、この1年を乗り越えることができ、感謝しかありません。

写真:ノイコーヒー4

neucoffeeのホットドッグの秘密

neucoffeeでは、ホットドッグのランチプレートを看板メニューにしています。

ホットドッグのパンやソーセージは、オリジナルのサイズで作ってもらっています。コンビニなどでも買うことができるホットドッグだからこそ、素材にはこだわり、ここでしか味わえない一品にしました。パンとソーセージと味付けの組み合わせで、24種類のメニューが楽しめる工夫もしています。古民家で食べるホットドッグ。そのミスマッチを逆に堪能して頂けると嬉しいです。

写真:ノイコーヒー5

志太地区の皆様の温かさへの感謝と、未来への期待

志太地区は、土地が比較的平坦で交通の便も良く、暮らしやすいと感じています。また、海・山・川が身近にあり、自然にもとても恵まれている環境だと思います。バイクや自転車でツーリング途中に寄って下さる方や、河川敷や公園でのピクニックにホットドッグをテイクアウトして下さる方もいます。この地域で生活をしているからこその、温かい人柄の皆さまに多種多様に利用して頂き、非常にありがたいです。

そして、この地域に住んで約10年。私が出会った方の中には、街のことを考えて活動している同世代の方が多いので、これからどんな変化が起こってくるのかとても楽しみです。

リレーのバトンは藤枝市の大石(おおいし)さんへ

横浜市から移住された藤枝市岡部町在住の写真家、大石さんへ、渡村さんから一言。

大石さんとは、ご家族で当店へお越しくださったのがご縁の始まり。当店で開催している「等身大フォト撮影会」は大人気で、男性カメラマン×赤ちゃんなのに、いつも和やかムードでスタッフも癒されています。

地域の自然などを撮影スポットにし、地域の魅力を再発見させてくれる素敵なカメラマン。今後の活動もとても楽しみにしています!皆さんもぜひ大石さんの人柄に触れてみてください。

このページに関するお問い合わせ

中部地域局地域課
〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1 藤枝総合庁舎2階
電話番号:054-644-9102
ファクス番号:054-645-1152
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