令和元年度先進企業から学ぶ 働き方改革セミナー
【沼津開催】8月5日(月曜) 『月曜に行きたくなる会社 大家族主義経営の実現』
第1部:基調講演
[講師]西 泰宏氏 西精工株式会社 代表取締役社長
日本でいちばん大切にしたい会社大賞「中小企業庁長官賞」、日本経営品質賞(中小規模部門)、ホワイト企業大賞など数々の受賞歴を持ち、日本で社員満足度NO.1と言われている四国高松の西精工株式会社。
21年前は、挨拶もしない、掃除もしない暗い会社だったが、成長する会社は、挨拶&掃除が徹底していることを知っている西社長はブレずに自らやり続けた。風土文化はすぐには変わらないが「この人が会社を変えてくれるかも!」と思う社員が何人か現れる。
「あなたの仕事は素晴らしい(社会的に価値がある)」という啓蒙活動を並行してやりつづけ、経営理念・ビジョンの見直しに着手。社員の幸せを追究し、今では、社員満足度調査で9割の社員が「月曜日にワクワク行きたくなる」と思う会社へと変化していった。
社員の幸せ度アップを追究した結果が、生産性アップや業績アップにつながるというお話をリアルに伺えた。
第2部:県内先進企業によるパネルディスカッション
[パネリスト企業]
飯田工業薬品株式会社、静岡コンサルタント株式会社、有限会社富士エコティック
【浜松開催】8月7日(水曜) 『生産性アップ!働きがいを高めた働き方改革とは』
第1部:基調講演
[講師]青野 慶久氏 サイボウズ株式会社 代表取締役社長
「わがままは強み、わがままはモチベーションの源泉」。
100人いたら100通りの人事制度があってよい。幸せの感じ方は100人いたら100人違うため、一律に縛らず、自立した社員を育て、楽しく働く。
社員のわがままに対しては、経営者が「質問責任」を、社員が「説明責任」を果たして議論し、「理念」に合っていれば、制度等に取り入れる。これにより社員の自立マインドの醸成にもつながる。
経営者も管理部も一律の方が管理は楽だが、一番大事なのは、社員が働きがいを感じ、楽しく幸せに働いているかどうか。これを重視した結果、社員から知恵やアイデアが生まれ業績が上がる好循環が生まれている。
これからの時代、一律の制度のほうが不公平感はない、一律でないとモラルが乱れる、甘えを助長する、そう思った段階で、企業の成長はないのではと考えさせられた。
第2部:県内先進企業によるパネルディスカッション
[パネリスト企業]
株式会社アイジーコンサルティング、医療法人社団アール・アンド・オー、ローム浜松株式会社
【静岡開催】8月30日(金曜) 『会社の発展は社員の幸せから 社員第一主義経営のすべて』
第1部:基調講演
[講師]樋口 友夫氏 株式会社天彦産業 代表取締役社長
「社員第一主義」と言い切る天彦産業の樋口社長。社員のモチベーションが上がらなければ会社の永続はない。社員が幸福であって、初めて顧客に尽くそうという気持ちになる。
また、業務成績だけでは見えなかった社員の長所を引き出す「てんひこの委員会活動」は、花壇づくり、献血活動、外周清掃、金剛登山など、得意分野でアピールができる。
賞与は本人宛てと家族宛ての手紙と共に手渡しする、社員のパートナーにも「奥様ボーナス(お母さんボーナス)」を支給する制度など、会社と家族の距離をいかに近づけるかということを常に意識している。
元法政大学教授の坂本先生の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」に掲載された樋口社長の経営哲学を聴きたいという経営者の方も多く来場されていた。
第2部:県内先進企業によるパネルディスカッション
[パネリスト企業]
株式会社共立アイコム、株式会社サンロフト、株式会社週休3日
参加者の声(アンケートより抜粋)
- 経営理念を本気で作り込むことの大切さとそれを徹底することの大切さ、その方法を具体的に聴くことができて良かった。
- 多様化の必要性や社員の自立、議論をさせることの大切さがわかった。
決められたレールに乗ったほうが楽だと思うが、みんなの幸福度のために働き方改革を進めたい。 - トップの言葉の影響はとても大きいことだと感じた。ぜひとも、うちのトップ(経営層)にもこの講演を聞いてほしかった。
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