先輩職員の声　新村　佳織

新村　佳織

所属　西部農林事務所　湖北事業課　畑地整備班
職種　農業土木
入庁年　平成26年

※掲載している職員の所属や業務内容は、令和元年11月現在の情報です。

これまでの職務経歴と、そこでどのようなエピソードがあったか教えてください。

平成26年

東部農林事務所 農村整備課
小山町から伊豆市にかけて静岡県東部地域を広く所管する事務所で、国土調査や各種調査依頼への対応、関係機関との連絡調整、事務所が主催するイベントの開催、各市町において農山村地域が主催するイベントを広報紙やSNS、事務所のホームページで広くPRしたり、実際に現場に赴き支援活動を行いました。たくさんの方に出会い、お話ができたことで、地域の方のために仕事ができることに喜びを感じました。

ある一日のスケジュール

9時00分

勤務開始
部分休業を取得
二人の子どもを保育園に預けてママから技術職員に変身です！
メール・班員のスケジュールの確認

9時30分

現場管理業務
工事現場の状況確認と施工業者さんとの今後の工事予定について打合せ

12時00分

昼休み

13時00分

報告・相談
午前中の現場状況の確認内容について上司に報告
今後の課題について打合せ

14時00分

設計積算業務
工事を発注・契約するための設計書や工事図面の作成

16時45分

勤務終了
翌日のスケジュールを確認したら急いで保育園へ
ママの仕事開始

現在、どんな部署でどんな仕事をしていますか？

浜松市及び湖西市を所管する西部農林事務所で、国の補助事業として採択を受けた農業農村整備事業地区の予算要求や予算管理、設計・積算、工事発注及び監理をするとともに、農業者や地域及び各種機関との調整が主な仕事です。具体的には、浜松市北区三ヶ日町をはじめ、都田町や引佐町といった柑橘の産地を対象に、農家が高品質で付加価値の高いみかんを生産し、みかんのブランド力強化と地域農業の発展が図れるように、生産コストを削減するための農道舗装や排水路、かんがい設備などを整備する事業の担当をしています。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか？

平成30年度に私が工事を発注し、受注した業者の現場代理人（現場監督）が若い女性でした。彼女は土木関連業種に就職してまだ2年目で、分からないことだらけの中、一生懸命に現場代理人としての業務を果たしてくれました。私たちの業種はまだまだ男性が多い職場ですが、現場で活躍する女性が増えていることがうれしかったです。

県職員の仕事の「やりがい」「魅力」は何ですか？

農山村には作物を生産する経済活動だけではなく、農地を取り巻く美しい景観や雨水を貯める洪水調整機能などがあり、県民共有の財産として重要な役割があります。しかしながら、自然を相手に安定的な農業生産を行う環境を整えるには生産基盤の整備が必要になります。このため、農業農村整備事業を実施するのですが、農業者の方から「仕事がしやすくなったよ」等の感謝の言葉をいただけた時や、完成後の現場を見た時には、がんばって良かったなとやりがいを感じます。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

もっと農業農村整備事業の経験を積み、深い知識と広い視野をもって、美しく品格のある農山村の創造に携わる農村振興技術者になりたいです。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

自宅近くの公園やテニスコートで子どもと一緒に体を動かして遊んだり、親戚や同期の友人が集まりバーベキューや食事会をして楽しい時間を過ごしています。

その他、特に伝えたいこと

農業農村整備を行う農業土木という職種はまだ男性の多い職場ですが、近年では女性職員が多く採用され、自分の担当する地区をもって地域の現状を把握し、地域の方と調整することにより予算要求を行い、予算管理や設計業務、工事積算発注業務、工事現場の監督業務などで活躍しています。ライフステージが上がるにつれて、子育てや自分のキャリアプランについての悩みは出てきますが、県職員としての勤務条件・育児休業等のサポート体制も整っており、「女性だから」という心配はいりません。性別関係なく活躍できる環境が整った職場です。一緒にがんばりましょう！