先輩職員の声 室伏 敬太

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ページID1032966  更新日 2023年1月26日

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写真:室伏 敬太1

室伏 敬太

所属 工業技術研究所 環境エネルギー科
職種 工業化学
入庁年 平成17年


※掲載している職員の所属や業務内容は、令和元年11月現在の情報です。

これまでの職務経歴と、そこでどのようなエピソードがあったか教えてください。

平成17年
商工労働部 沼津工業技術センター バイオ技術スタッフ
県内企業との共同研究でインフルエンザ検査薬の開発などを担当しました。大学で学んだ微生物培養や遺伝子組換え技術が企業の製品開発に生かせたことがうれしかったです。
平成26年
経済産業部 工業技術研究所 環境エネルギー科(現職)
県内食品工場で発生する廃棄物の有効活用や排水処理の改善に取り組んでいます。配属直後は異分野の勉強に苦労しましたが、業務を通じて新たな企業や大学等との交流が広がり、自身の成長を感じています。

ある一週間のスケジュール

月曜
講演会企画
大学の先生や企業の技術者を講師として招き、最新の技術や研究成果を紹介してもらう講演会の開催を企画します。
火曜
企業訪問
廃棄物や排水の処理に困っている県内の工場を訪問して、現場の状態確認や打合せを行い、対策を提案します。
水曜
設備使用対応
研究所を訪れた企業の方が分析装置を使うために必要な、装置の立ち上げ、操作方法の説明、分析結果の解析などを行います。
木曜
研究業務
食品廃棄物を微生物に分解させてエネルギーに変換する「メタン発酵」を研究しています。試薬の調製から各種分析まで、様々な実験操作を行います。
金曜
研究発表資料作成
県外で開催される学会で発表を行うために、これまでの研究成果をまとめた資料を作成します。

現在、どんな部署でどんな仕事をしていますか?

ものづくりを行う県内中小企業の技術開発や課題解決を支援する工業技術研究所の研究員として、企業からの技術相談や分析依頼への対応、共同研究などを行っています。相談元企業への訪問や技術講演会への参加など、研究所外での仕事の機会も非常に多いです。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?

写真:室伏 敬太2

企業の方から言われた通りの対応をするのではなく、問題解決に必要な方法をこちらから提案した時に「室伏さんに相談して良かった」と言ってもらえた時は、本当にうれしかったです。

県職員の仕事の「やりがい」「魅力」は何ですか?

県の研究所は県内中小企業を支援することが主な使命ですので、国立研究所や大企業のような大規模な研究や、大学のようなアカデミックな研究を主体的に行うことは難しいです。その反面、日々の支援業務を通じて多くの企業や大学、国立研究機関等と信頼関係やネットワークを築けることが、県研究所の「魅力かつ強み」です。その強みを生かして産学官連携研究プロジェクトを提案できた時などは、県の研究所で働いている「やりがい」を感じます。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

写真:業務の様子

行政や技術(文系や理系)に関わらず、県職員にとって相手との信頼関係が最も重要と考えます。研究員である自分が企業や大学から信頼してもらうためには、誠実な対応だけでなく、様々な技術分野について豊富な知識や経験を保有している必要があります。自分の専門に拘らず常に新しい分野の理解を深め、より多くの信頼を得られるような職員に成長したいと思います。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

現在は1児の新米パパとして、育児・家事・家族と外出するくらいで時間があっという間に過ぎてしまいます(泣)。子どもがもう少し大きくなったら、趣味の英会話やスキー旅行を再開させたいです。

その他、特に伝えたいこと

少子高齢化、AI導入、地球温暖化など、世の中の産業構造や地球環境は急速かつ確実に変化しており、県職員にとっても過去の常識や手法が通用しない時代が到来していると考えます。県職員を志望する皆さんには、過去の踏襲ではなく新しい時代にどうやって対応すべきかを意識して、日々の学業やお仕事に取り組んでいただければと思います。

写真:室伏 敬太3

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
shokuin@pref.shizuoka.lg.jp