実践NOTE579 「地域の中で生きていく力を育む学校間交流」

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ページID1078621  更新日 2025年12月25日

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「地域の中で生きていく力を育む学校間交流」

静岡県立東部特別支援学校伊東分校 教諭 山中 美世

 

 本校小学部では、直接会ってレクリエーションや校内探検などをする直接交流と、作品の交換やZoomを使った間接交流の二つの方法で学校間交流を行っています。今回は小学部4年生の取組を紹介します。

ことしもよろしくね!~自己紹介カードの交換~

写真:届いたカードを見て喜ぶ児童
届いたカードを見て喜ぶ児童

 交流を行う前に、写真と名前、一言メッセージなどを書いた自己紹介カードを交換し合います。届いたカードを教室に掲示すると、「交流たのしみ!」と喜ぶ姿が見られました。カードを事前に交換することで、名前を覚え、会ったときに呼んでくれる友達もいました。

いとうしょうにいこう!~スクールバスを使って小学校へ~

写真:直接交流の様子
直接交流の様子

 1学期にスクールバスを使って伊東小学校に行き、直接交流を行いました。今回は「迷路」「ゲームセンター」「お店屋さん」の模擬店をクラスごと準備してくれました。毎年さまざまな内容を考えてくれます。分校の児童もお気に入りのゲームを見つけたり、伊東小学校の友達と一緒に模擬店を回ったりと、いつもとは違うにぎやかな教室で楽しい時間を過ごしました。

ようこそいとうぶんこうへ!~福祉学習も兼ねた学校探検~

写真:学校探検の様子
学校探検の様子

 2学期に行った2回目の直接交流では、伊東小学校の友達が分校に来てくれました。今回は福祉学習を兼ねているため、自立活動室、車いすの昇降機、シンボルが入った日課表などを、分校の児童たちが紹介しました。伊東小学校の児童たちにとって、伊東分校の友達がどんなふうに学校生活を送っているのかを知る機会となりました。

またらいねんもよろしくね!~ありがとうの手紙~

写真:メッセージを書く児童
メッセージを書く児童

 交流の締めくくりは、ありがとうの気持ちを込めた手紙を交換します。「ありがとう」「またきてね」などのメッセージを伊東小学校の友達に向けて書きました。来年度の交流も今から楽しみです。

 今後も伊東小学校との学校間交流を通して、地域社会の中で、自信をもってたくましく生きていく力を育んでいきたいと思います。

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