第5回国際UD会議2014in東京展示会その4
こんにちは、UD特派員の山梨静羅です。
<積水ハウス株式会社>さん
家の一部を再現していました。
玄関扉をスライド式にすることで車椅子の方でも使いやすく、また大きな扉でも軽い力で開けられました。
扉が閉じる時に、ブレーキがかかる仕組みになっていて、勢いよく閉まって、指などをはさんでケガをしない工夫がありました。
また、玄関の鍵の開閉がキーレスになっていて、車のようにボタン一つでできました。
その他に、引き戸の収納部分の壁に、少し切り込みを入れることで、手を挟みにくくなっていたり、玄関にベンチにもなる収納スペースがあり、ロングブーツなどを履くとき便利なデザインがありました。
人がたくさん居たので、写真がうまく撮れませんでした…
家の設計にUDを取り入れることは、誰もが過ごしやすい場所づくりにつながると思いました。
子供から大人まで使うスペースだからこそ、細かいところまでの配慮が、安全性や住みやすさを決めるのだと思いました。
<株式会社東芝>さん
みなさんは、駅舎のエレベーター操作盤をじっくり見たことがありますか?
車いすを利用している方や、背の小さいお子様の手の届く位置にボタンを設置することや、点字はもちろん、英語表記の他、「かいさつ」や「ホーム」という字は浮き出ていて、触ってわかるようになっています。
平仮名なら小さい子も読めますし、点字のわからない人でも触って平仮名を読むことができます。
また、この浮き出る文字を作るにあたって、一番わかりやすい大きさや文字の太さをリサーチして作られています。
株式会社東芝さんのブースには、同時通訳技術も出品していました。
マイクに向かって日本語で話しかけると、設定した言語へと訳され、表示されるというものです。
写真は、右側が喋った日本語で、左側がそれを英語で訳したものです。
日本語の聞き取りが少し間違っていますが、話すとほぼ同時に訳が表示されていました。
これがあれば、どんな国の人とも言語の壁なく会話ができそうですね。
エレベーターの操作盤も気にしてみると、たくさんの工夫がされていることに気づき驚きました。
そういうものを知って使うだけで、思いやりの心が育つのではないかと感じました。
次回の投稿で展示会の報告は最後になります。
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