京丸園株式会社さんその2
こんにちは!UD特派員の田形友里恵です。
先日取材に伺った、京丸園さんのユニバーサル農園においてのUD取り組みについて、ご報告をさせていただきます。
この度は、園主の鈴木厚志様に取材にご協力いただきました!
さっそく、ご紹介させていただきます。
ユニバーサル農園を作ったきっかけ
バブルの頃、求人を募集した際に、応募してきたのは高齢者や障がい者がほとんどでした。
研修をしてみると思っていたイメージとは違い、とても頑張って働いてくれたことがきっかけだったそうです。
頑張って働いてくれる人がいると、周りのモチベーションがあがります。
障がい者が歩きにくい通路を歩きやすく工夫することで、みんなが歩きやすくなります。
障がい者がいることで職場に良いサイクルが生まれることがわかり、それからは年に1人ずつ障がい者の採用を行っています。
こんなきっかけから、人から物事をデザインする、京丸園さんのユニバーサル農園の取り組みがスタートしました。
このような取り組みは、福祉に念頭をおくためではなく、「よりよい京丸園の経営のため」共に力を貸し合い、お互いを認め合いながら、農業のユニバーサルデザイン化を進めています。
実際に生まれた良いサイクル
先ほど、障がい者がいることで職場に良いサイクルが生まれると記載しましたが、そのひとつの例をご紹介させていただきます。
障がいのある人には、まず、草を取ったりするハウスの掃除をお願いしていました。
とても一生懸命働いてくれ、しだいに虫がこなくなり、農薬を削減することに繋がったそうです。
さらには、そういったことをヒントに、写真の虫捕り掃除機もできました。
彼らと出会うことで、新たな視点から物事を見ることができるようになり、このように新たなものも生まれます。
それは、会社のため、障がい者のためでもあり、一緒に働く人のためにもなり、さらには農薬を使用しない商品を提供できるため、お客様のためにもなります。
この『三方良し』を常に意識していると、鈴木様にお話いただきました。
次回の記事では、ユニバーサル農園のハウスの中をご紹介させていただきます!
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