しずおか文化財ナビ 紙本墨画淡彩山水花鳥図押絵貼屏風

よみ

しほんぼくがたんさいさんすいかちょうずおしえばりびょうぶ

指定区分、指定種別

県指定/有形文化財 ・ 絵画

指定日

2003年12月5日

員数

1隻

所在地

静岡県静岡市清水区興津清見寺町418

一般公開有無

無

駐車場の有無

無

公開情報

所有者情報

• 宗教法人　清見寺
• 〒424-0206 静岡県静岡市清水区興津清見寺町418-1

指定内容

【指定資料】　＜金有声（号西厳）筆。紙本墨画淡彩。屏風装。四曲一隻＞
明和元年（1764)の朝鮮通信使に随行した画員金有声が、清見寺住職の求めに応じて清見寺に描き贈ったものである。正使の見聞録には6図製作したとあり、現在そのうち4図のみが残っている。右から「金剛山真景図」「枝に小禽図」「梅に小禽図」「洛山寺真景図」4点が押絵貼りされている。
金有声は、当時流行していた南宋画風の山水画を得意とした。「金剛山真景図」には尖峰が数多く描かれ、それぞれに呼称が書き入れられている。その他の3図も全体に微細な淡墨の描写がなされている。朝鮮通信使に随行した画員の作品の中で本図の評価は高い。
清見寺は朝鮮通信使が休泊した寺として知られるが、その関わりを示す貴重な資料でもある。

地図情報

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