しずおか文化財ナビ 木造足利尊氏坐像 附 木造厨子 背面に「元禄六癸酉年、等持院殿木像厨子」の墨書銘がある。
- よみ
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もくぞうあしかがたかうじざぞう つけたりもくぞうずし はいめんに「げんろくろくみずのととりどし、とうじいんでんもくぞうずし」のぼくしょめいがある。
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 彫刻
- 指定日
- 2003年12月5日
- 員数
- 1躯
- 所在地
- 静岡県静岡市清水区興津清見寺町418
- 一般公開有無
- 無
- 駐車場の有無
- 無
- 公開情報
所有者情報
- 宗教法人 清見寺
- 〒424-0206 静岡県静岡市清水区興津清見寺町418-1
指定内容
【指定資料】 本像はヒノキ材の寄木造で玉眼を嵌入し、現状では彩色が施されており、写実的な面貌やバランスのとれた姿態、造像技法などから、14世紀末から15世紀初頭頃の作と考えられる。
また厨子に残る銘から、17世紀末には足利尊氏像として清見寺に安置されていたことがわかり、さらに『宗長手記』や『梅花無尽蔵』の記述から15世紀までその伝来を遡ることが可能である。
本像は足利尊氏没(1358年)後50年程度に造られたものとして、現在確認できる尊氏像の中で最も早い作例である可能性が高く、清見寺が足利尊氏を檀越としてその肖像を造り祀ったもので、それがそのまま同寺に伝来しているということは、貴重な事例である。
地図情報
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