しずおか文化財ナビ 堂ヶ谷廃寺・堂ヶ谷経塚出土遺物一括

よみ

どうがやはいじ・どうがやきょうづかしゅつどいぶついっかつ

指定区分、指定種別

県指定/有形文化財 ・ 考古資料

指定日

2015年12月8日

員数

851点

所在地

静岡県静岡市清水区蒲原5300－5（静岡県埋蔵文化財センター）

一般公開有無

有

駐車場の有無

有

公開情報

所有者情報

• 静岡県
• 静岡市葵区追手町9-6

指定内容

【指定資料】　本資料は、大井川下流域南の牧ノ原台地東部に立地する堂ヶ谷廃寺・堂ヶ谷経塚から出土した遺物851点である。
調査の結果、堂ヶ谷廃寺は10世紀から15世紀にかけての山林寺院の跡、堂ヶ谷経塚は12世紀後半の経塚であるということが判明した。
堂ヶ谷廃寺からは、地鎮祭祀に用いた国産陶器や、13～14世紀頃の中国陶磁器や大型の国産陶器、質の高い和鏡や刀装具などが出土し、寺院における仏教儀式の変遷をうかがい知ることができた。
また、堂ヶ谷経塚から出土した金工品や経筒外容器は、納経の状況を示す良好な資料で、特に、副納された刀類や鏡は、納経儀礼を考える上でも重要である。
これらの資料は静岡県の山林寺院の変遷を考える上で貴重であり、特に資料的な価値の高い10世紀から14世紀にかけてのものを一括して指定する。

地図情報

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