海野さん(静岡サレジオ高校 シンガポール)
「美味ららら」静岡ガストロノミーツーリズムの推進
留学情報
- 留学国
- シンガポール
- 期間
- 令和7年7月28日〜令和7年8月17日
探究活動のテーマ
「美味ららら」静岡ガストロノミーツーリズムの推進
留学内容

私は、「ガストロノミー・美食」が訪日旅行の最大の理由となっているシンガポールを訪れ、世界が求める静岡の「ガストロノミーツーリズム」を実現するためには何が必要かを見つけることを最終目標に留学しました。
滞在中はホームステイを通じてホストマザーから本場のインド料理を学んだり、現地のストリートで街頭インタビューを行ったり、日本の伝統文化を紹介するイベントを開催したりと、多様で実践的な活動に挑戦しました。
平日は語学学校に通い、異なるバックグラウンドを持つ仲間たちとディスカッションを重ねる中で、自らの英語力を客観的に見つめ直す機会にも恵まれました。こうした経験を通じて、食を通じた国際交流の可能性や、自らの課題意識をより深めることができました。
留学して良かったこと

シンガポールで出会ったのは、宗教・文化・食習慣などの違いを超えて対話することの楽しさでした。異なる価値観を持つ人々と触れ合う中で、自分の中に新しい視点が次々と芽生えていきました。特に強く感じたのは、「食」と「笑顔」が持つ力です。言葉が不十分でも、美味しいものを囲んで笑い合えば、国や文化の違いを越えて自然と心を通い合わせることができます。これこそが人と人をつなぐ最強の共通言語だと強く実感しました。留学を通じて、国際交流の可能性を肌で感じ、自分の課題にも向き合えたことは、人生における大きな財産です。今後は、この経験を力に変え、さらに挑戦を続けていきたいと思います。
留学中に苦労したこと
最も苦労したのは、やはり英語でした。ディスカッションでは相手のスピードに圧倒され、伝えたい言葉が出てこないもどかしさに悩まされました。それでも、立ち止まらず自ら挑戦し続けたことで、少しずつ状況は変わっていきました。わからない表現は積極的に質問し、限られた言葉でも自分の思いを伝えようと努力しました。その繰り返しが、自分の弱さを知り、同時に強さへと変えてくれたのです。最初は英語を話すことに少し抵抗がありましたが、帰国する頃には自信を持って使える武器になっていました。確かに苦労は大きかったですが、それ以上に学びと成長をもたらしてくれました。
留学で一番印象に残っていること

私が一番印象に残っていることは、ホストファミリーと過ごした日々です。インド系の家庭で、ホストマザーはヒンディー語しか話せず、読み書きもできませんでした。息子さんは部屋にいることが多く、一日中顔を合わせない日もありました。最初の頃は想像していたホームステイと違い、孤独を感じることも多く、2日目には本気でホストファミリーを変更しようと考えていました。しかし「せっかくの経験だから、自分から動いてみよう」と決意し、関わり方を工夫し続けました。その積み重ねが実を結び、別れの時には涙ながらに「今までで一番仲良くなれて嬉しかった」と言っていただけたのです。3週間と短い期間でしたが、困難の先にしか得られない繋がりがあることを改めて実感しました。この経験は、私にとって何よりの宝物です。
留学経験を活かして、今後やってみたいこと

帰国後は、シンガポールで得た学びを活かし、「静岡ガストロノミーツーリズム」の魅力を国内外に発信していきたいと考えています。地域の食文化を伝えることで、日本の伝統や豊かさを世界に届け、静岡の新しい可能性を広げていきたいです。そして、留学で培った英語力と異文化理解を武器に、地域と世界をつなぐ架け橋のような存在を目指します。さらに、子どもたちへの食育活動にも積極的に取り組み、食を通して学ぶ喜びや、人と繋がる楽しさを次世代に伝えていきたいです。
今後海外留学する高校生に向けたメッセージ

留学は決して楽しいことばかりではありません。ホームシック、カルチャーショック、言葉の壁など、「なんで留学なんか来ちゃったんだろう」と思う瞬間もあるでしょう。
でも安心してください、その困難の先には“自分でも想像できなかった新しい自分”が待っています。私自身、思うように伝えられず苦しんだ日々がありましたが、そこで諦めずに行動したことで、かけがえのない出会いや気づきを得ることができました。
留学は、自分を一番よく知っている“自分自身”と向き合う旅でもあります。だからこそ、今できることを自分なりに挑戦し続けてください。
きっと、その一歩があなたの世界を大きく変えてくれるはずです!
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