静岡県教育委員会

未来を切り拓く人材の育成と 社会を生き抜く力を育む教育の実現

太田さん(清水南高校 フランス)

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ページID1079385  更新日 2026年2月27日

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言葉の壁を超えた表現力を獲得し、演劇を通してお互いの文化や価値観を共有し繋がる。

留学情報

留学国
フランス
期間

令和7年9月22日〜令和7年10月14日

探究活動のテーマ

言葉の壁を超えた表現力を獲得し、演劇を通してお互いの文化や価値観を共有し繋がる。

留学内容

留学前の様子

留学開始から1週間の間はルーアン市の語学学校に通いつつ、空き時間(夕方や休日)に観劇を行いました。
その後2週間は、ルーアン市立コンセルヴァトワールに通い、演劇科の授業を受け、引き続き空き時間に観劇を行いました。
さらに、知人が制作する映像作品に出演し、日本とフランスの文化を融合させた作品を共に創り上げました。
これらの活動を通してフランスの演技様式を体感し、フランスで活躍する俳優を観察することで留学テーマについて探究を深めていきました。
また、私は去年の夏に能楽教室に通い、改めて日本の伝統芸能に対する趣深さや美しさに魅了され、日本の伝統文化を継承していきたいという気持ちが高まりました。そのため、今年は能楽教室に参加しつつも、能楽師の方に能「羽衣」の仕舞いの稽古をつけてもらい、伝統文化を継承していく一つの活動として、コンセルヴァトワールや知り合いのお店の小ステージで披露しました。

留学して良かったこと

現地の様子

普段(日本)の生活とは全く違う環境や空間で活動していたため、日常面に関わらず、演技の面でも様々な視点で物事を捉えたり、考えたりしてアイディアを生み出すことができるようになりました。
また、留学後の達成感からも自分の人生が留学前よりもより充実しているものに感じられ、自分に自信を持つことができるようになった気がします。

留学中に苦労したこと

初めは日本では当たり前という固定概念に反した現地の人達の考えに驚きました。
例えば、「この劇気に入った?どうだった?」と聞かれた時、日本では「素敵だった。」などと答えるのが一般的なマナーだと思いますが、その度に言われたのは「ここはフランスだからあなたの本当の感想を言ってもいいんだよ。言うべきだよ。」と冗談ではなく、真面目に言われたことです。
相手の気分を害さないよう、どこまで自分の正直な感想を言語化して伝えるべきか何度も自分の中で葛藤しました。

留学で一番印象に残っていること

現地の様子

フランスで日本の伝統芸能の一つである能「羽衣」の仕舞いを舞えたことです。
私は去年静岡県の能楽教室に通い、能の趣深さや伝統芸能に対する魅力を深く感じました。その経験から、今年は静岡の三保の松原で起きた羽衣伝説をもととした能の「羽衣」を習い始め、グランシップ主催の能楽教室に今年も参加をさせていただき、また舞台で舞うことができました。
その経験を生かし、受け入れ機関先のコンセルヴァトワールで披露をさせていただいたり、フランス人の知り合いに誘われてお店の小さなステージで披露させていただきました。その時に、沢山の拍手と日本文化に対する関心や美しさを感じてもらうことができ、やはり日本人として日本文化に触れること。また、それを継承していくために活動していることはとても重要なことだと改めて思いました。

留学経験を活かして、今後やってみたいこと

現地の友人

私はこの留学経験を活かして、演劇のワークショップを開きたいと思います。まずは私が通う高校の演劇専攻に向けて、そして試行錯誤をし一般の方向けのワークショップを開きたいと考えています。また、来年には5月のゴールデンウィークに毎年行われる「SHIZUOKA せかい演劇祭2026」のストレンジシードに応募をし、私が通う高校の演劇専攻の仲間にも協力してもらい日本とフランスの文化を融合したような、この留学を経たからこそできる物語を創作し、上演したいと考えています。

今後海外留学する高校生に向けたメッセージ

初めは不安なことだらけで思い止まることもあるかもしれませんが、必ず助けてくれる人がいるはずです!時間はあっという間にすぎて行くので学生の頃に留学ができる貴重な体験、1日1日を大切にして、普段の自分より少し背伸びをして色々なことにチャレンジしてみてください!

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
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