森本さん(浜松北高校 シンガポール)
静岡を世界に!観光大国日本を目指して〜シンガポールから学ぶ〜
留学情報
- 留学国
- シンガポール
- 期間
- 令和7年7月14日〜令和7年8月1日
探究活動のテーマ
静岡を世界に!観光大国日本を目指して〜シンガポールから学ぶ〜
留学内容

シンガポールは、観光大国として世界中から多くの人々が訪れる人気の観光地である。今回の留学を通して、なぜ人々がこの国に惹かれるのか、そこにはどんな魅力があるのかを、自分の目で確かめた。
平日の午前中は語学学校で英語を学び、午後は観光地を訪れて、集客の工夫や案内方法を調査した。休日には現地の観光客にインタビューを行い、海外からの旅行者が旅先に何を求めているのかを探った。また、語学学校のクラスメートやホストファミリー、ルームメイトと交流し、日本文化を体験してもらう中で、異なる価値観や反応に触れた。
滞在中に出会った多くの人々との対話を通して、世界とつながる人脈が生まれ、自分の視野も広がった。そして、シンガポールのように静岡県が海外から注目される観光地となるには、どのように魅力を伝えていけばいいのかを真剣に考えるきっかけになった。
留学して良かったこと

自分の力で切り開く力を培うことができた。今まで大きな挑戦を避け、あまり前に出るのが得意ではなく、誰かの後ろについていくタイプだったが、留学を通じて自分で問題を解決し乗り越える力が身についた。英語力は高くなかったためとても緊張したが、「伝えたい」という思いを持って接することで、自分の言葉で概ね伝えたいことを伝えられた。また、世界中から来た友だちと交流し、異文化を体験しながら英語力やコミュニケーション能力も向上した。失敗を恐れず挑戦し、臨機応変に対応できるようになり、視野が広がって物事をポジティブに捉えられるようになった。全体を通して自分を見つめ直すことで、将来のビジョンも少しずつ明確になった。
留学中に苦労したこと
様々な壁にぶつかったが、最初に挙げられるのは相手の英語を聞き取ることだ。同じ英語でも、国や人によってアクセントや発音に特徴があり、話し方の癖もさまざまだった。特にシンガポールでは、「シングリッシュ」と呼ばれる独特な英語が使われており、語尾の言い回しや文法の省略、ローカルな単語が多く、戸惑う場面が多かった。
さらに、シンガポールには中華系の人が多く、人種的に中国語話者だと思われて、中国語で話しかけられることもたびたびあった。言葉が通じず困ったこともあったが、それによって「自分の立場や背景が一瞬で正しく伝わるとは限らない」ということを強く実感した。
また、インタビューをするためにいくつかの観光地のアポ取りを試みたが、観光客の多い時期ということもあり全て断られてしまった。そのため、街頭インタビューに力を入れて行ったが、QRコードを受け取ってもらえないことも多く、心が折れそうになった。
留学で一番印象に残っていること
食文化の違い。ホストファミリーはインド出身で、夕食はほぼ毎日カレーだった。シーフードカレーやスープカレー、グリーンカレーなどがローテーションで出され、どれもチリソースがたっぷり使われていて、自分にはとても辛く感じられた。日本のカレーとは全く違っていたため、次第に夕食の時間がストレスになっていった。2週間は毎晩カレーを食べたが、最後の1週間は外食を通じてさまざまな食文化に触れることができた。インドの人がカレーをよく食べるのは知っていたが、実際に毎日出てくるとは思っておらず、驚かされた。つらいと感じることもあったが、本場の食文化に触れられたのは、結果的に貴重な経験だったと感じている。
留学経験を活かして、今後やってみたいこと

静岡県の魅力を発信していきたい。留学期間に取ったアンケートの結果では、静岡県を知っている人は四分の一ほどであった。また、日本の象徴ともいえる富士山を知らない人も思ったより多く、衝撃を受けた。アンケートに答えてくれた全員がいつか日本に行きたいと答えてくれたため、静岡県の魅力を発信してより多くの人に知ってもらい、日本を訪れる際に静岡にも行きたいと思ってもらえるようにしたいと強く思った。
また、語学学校で日本文化を紹介するイベントを開かせてもらうと、たくさんの生徒が興味を示してくれた。日本のお菓子だけでなく、お茶の試飲や書道体験も人気であったため、日本文化についても多くの人に発信していきたい。
今後海外留学する高校生に向けたメッセージ
留学は、価値観や人生観を大きく変える貴重な経験だ。 私も、異なる文化や国籍を持つ友人との交流を通じ、「当たり前」が通じないことに驚き、多様な考え方を受け入れる柔軟さを学んだ。準備段階では、「なぜ海外に行きたいのか」「何を学びたいのか」を考え、目標が明確になった。
帰国後も友人との交流は続き、視野の広がりを感じている。 言葉や文化の違いに悩んだが、それを乗り越えた経験は大きな自信になった。思いが伝わったときの喜びは今も忘れられない。
留学には周囲の支えが欠かせないが、それ以上に得るものが多く、かけがえのない体験になる。 チャンスがあるなら、ぜひ思いきり挑戦し、全力で楽しんでほしい。
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