縦型雨水浸透施設(JSドレーン工法)

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ページID1048096  更新日 2025年7月25日

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写真:縦型雨水浸透施設(JSドレーン工法)

登録番号
1800
登録番号(NETIS)
KT-200078-A
評価結果
レベル2
区分
工法
新技術名称
縦型雨水浸透施設(JSドレーン工法)
副題

スティックフィルターを用いた既設集水桝の雨水浸透桝化技術

従来技術名称
ポーラスコンクリート製の雨水浸透桝
問い合わせ先

城東リプロン株式会社
03-5833-8535

概要

鉛直方向に埋設した縦型雨水浸透管(製品名:スティックフィルター)で雨水を地中に浸透される技術であり、既存集水桝を浸透桝に更新できる。既存集水桝を撤去して、ポーラスコンクリート製の雨水浸透桝を新設する方法に比べて以下の効果が期待できる。

  1. 既設桝の撤去工事が不要となる為、工期の短縮・施工性・経済性の向上が図れる。
  2. 不織布を溶着した樹脂製のドレーン材に変える事により、使用材料重量が軽減されるため安全性の向上が図れる。
  3. 既設の集水桝を温存し、雨水浸透桝に更新する方法に変更した事により廃棄物の発生が抑制できるため、周辺環境への影響抑制が図れる。
  4. 既設集水桝を温存して雨水浸透桝に更新する方法に変更した事により、廃棄物処理費用が削減されるため経済性の向上が図れる。道路冠水が発生する箇所の集水桝を更新する事により冠水の抑制が期待でき、縦型施設の為に広い作業スペースを必要としないので交通抑制を最小限で対応可能となる。
活用に当たっての留意事項
  • 浸透させる地層の土質の把握を行う事
  • 原則として施設は、地下水位以浅となるように設置する事
  • 飽和透水係数は、各自治体が指定する一般的な数値を利用する事
  • 既存資料により対象集水桝以深に埋設管が無いことを確認する事
  • 施工中、清掃中はスティックフィルター本体の透水シート破損に注意する事
  • ローム層を対象とする場合は、孔壁に掘削土砂が張り付き、透水性が低下する事があるので、掘削後に孔壁の荒らしを徹底する事
  • スティックフィルターを砂質土に埋設する場合は、孔壁崩壊を防止するためケーシング掘削などを行う事
  • 桝底部のモルタル仕上が不十分でクラックが生じた場合は、早急に補修する事。
適用可能な箇所

(適用できる条件)

  • スティックフィルター埋設区間に常時地下水位が存在しない地盤
  • 埋設深度が0.5m~5m以内
  • 地下水位以浅の砂質土、礫質土、乱されていないローム層、透水性の高い地層
  • 自治体が浸透適地に指定している地域
新技術概要説明資料

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このページに関するお問い合わせ

静岡県建設技術監理センター
〒421-0122 静岡市駿河区用宗1丁目10-1
電話番号:054-268-5004
ファクス番号:054-258-6030
maetouroku@pref.shizuoka.lg.jp