循環式オープンブラスト工法
- 登録番号
- 1688
- 登録番号(NETIS)
- CB-220034-A
- 評価結果
- レベル3
- 区分
- 工法
- 新技術名称
- 循環式オープンブラスト工法
- 副題
循環式スチールグリッドによるブラスト工法
- 従来技術名称
- オープンブラスト工法
- 問い合わせ先
唐橋塗装株式会社
052-625-7828- 概要
社会インフラ維持管理の一環である鋼橋塗替え工事において、旧塗膜やさびを除去する素地調整1種を確保する手段としてブラスト工法を用います。従来は、オープンブラスト工法で一度使用すると粉砕してしまう研削材(ガーネット、高炉スラグ等)を塗装面へ圧縮空気にて投射していました。その為、大量の産業廃棄物が発生していました。新技術工法では、ブラスト機械、ダストコレクターと研削材を改良することにより、研削材を循環再利用できるようにしました。そうすることで発生する産業廃棄物を大幅に削減することができました。鋼橋には橋本体や補修補強用の付属鋼構造物の塗替工事があり、特に塗膜にPCB、鉛等の有害物質が含まれる場合には産廃処分費を大幅に削減する効果があります。またコンクリート橋脚巻き立て補強工事におけるコンクリート表面処理にも利用できます。
- 活用に当たっての留意事項
(設計上の留意点)
既設塗膜にPCB、鉛などが含まれる可能性がある場合には、事前に成分分析試験を実施する必要があります。
- PCBについては、含有濃度により安衛法の取り扱いが変わります。
- 鉛が含まれる場合には、鉛作業主任者の配置が必要です。
(施工上の留意点)
- 既設塗膜にPCB、鉛などが含まれる場合
塗料カスは、特別管理産業廃棄物処分になります。特にPCBが含まれる場合には、産業廃棄物の管理主体が発注者になります。 - コンクリート表面処理においては付着強度の確認試験を「建築研究所方式」で行う。
- 粉塵対策として、現場施工空間広さ、作業員数を考慮して負圧集塵機を設置し、現場作業環境を整えます。
- 適用可能な箇所
鋼橋の塗替え塗装工事等に適用可能
- 新技術概要説明資料
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このページに関するお問い合わせ
静岡県建設技術監理センター
〒421-0122 静岡市駿河区用宗1丁目10-1
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