アイデアソンとハッカソン オープンデータの利活用 vol.1

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ページID1042046  更新日 2023年1月13日

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DXを推進していく中で、とかく、デジタル環境が整っているのか、デジタル人材はいるのか、リテラシーの向上は?と言われることが多いが、それらにも増して重要なのは、データの活用である。

統計データに基づく施策の決定、エビデンスに基づく課題解決の方法などは、昔から言われてきたことである。だから統計データは宝の山とも言われてきた。

県の研修でも統計利用の研修は充実していると思う。そうは言っても、職員にそれだけの意識がないと、いくら研修を受けても活かされない。

そのような中で何で今更データ活用なのか?

それは、データの量が今まで比べものにならないくらい多く、質が高くなったからだと思う。

そのデータを元に今までだったら考えもしなかったことに、そのデータが使えることもデジタル化が進むことで増えてきているからだと思う。

「個別最適から全体最適へ」はもう古くて、「全体最適から個人最適へ」の時代だ。

自分のことになれば、みんなの関心も高まる。前回のスマートウォッチの回でも、自分の健康のことだから、見やすいグラフが、数字が、すぐ見ることができて、その値が、どう評価されているかも一目でわかるのだから、そこに価値を見いだして購入しようと思うのだ。

現在、県をはじめ国や市町でも自らが持っている公共データをオープンにしようと努めている。公共データのオープン化については、行政の透明性・信頼性の向上が前提(個人情報保護の担保)であるが、それら宝の山のデータを営利目的も含めた二次利用をも促して、なおかつ、官民協働で地域課題を解決していこうというのが、今のトレンドである。

健康増進のことで言えば、地域のデータを集めて、この地域は塩分の取り過ぎで、脳疾患や高血圧の人が多いということがわかったとして、地域ごとに異なったより効果の高い健康指導を行うことができたが、これからは、地域のデータの蓄積の元になる個人のデータの蓄積から、個々に対するきめ細かな健康指導の提案ができるようになる。

デジタル戦略局データ活用推進課では、今年度、公共データを使った地域課題への取組を促進するため、「アイデアソンとハッカソン」を実施する。

(アイデアソンの様子)

写真:アイデアソン現場全体の様子

写真:グループ単位でアイデアを出し合う様子

写真:アイデアのまとめ図


(ハッカソンの様子)

写真:ハッカソン現場全体の様子

写真:パソコンを使用しながら話し合う様子

写真:アプリケーション完成イメージ図


つづきは次回。

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