三年目のデジタル戦略局　前編

　令和5年度がスタートし、デジタル戦略局も設置され3年目のシーズンとなります。

今日は、3年目のデジタル戦略局の重点項目について、お話しします。

　デジタル戦略局では、この2年間、人材育成を基盤として、その上で、「ふじのくにDX推進計画」の理念にあり、過渡期だからこそ一番大事な「誰にも優しく」にかかるデジタルデバイド対策を重点的に取り組んでまいりました。

一方、デジタル技術の活用に関しては、この2年間、実証事業を行うなどして種を蒔いてきました。

　そこで、今年度は、今までの重点項目のデバイド対策や市町支援に加え、デジタル実装についても特に重点的に取り組んでいこうと思っています。

 

また、組織体制も強化いたしました。

 

• 杉山　デジタル戦略局長は、政策推進局から来ていただき、総合計画などを通じて、県の施策を俯瞰できるところが強みです。

 

• 曽根　デジタル戦略課長は、前任が下田市副市長で、条件不利地域の現状を知っていて、DXの必要性を肌で感じてきているところが強みです。

 

• 杉本　デジタル戦略局参事は、交通基盤部から来ていただいた技術職員です。3次元点群データ、オープンデータと言えば彼で、彼の人脈は全国区です。国主催の様々なワーキンググループのメンバーになっていますので、その発信力にも期待しています。

 

• 広原　デジタル戦略課専門官は、ソフトバンク株式会社との連携協定の一環により、同社から来ていただいた派遣職員です。人材育成やサイバー大学（ソフトバンクグループが運営するオンライン大学）にも関わっていましたので、広原さんの知見とともにソフトバンクからの様々な協力が期待されます。

 

　杉本参事と広原専門官の2人には、特に、デジタル化に向けた各部局の伴走支援や産学官連携のコーディネートをやってもらいます。

 

　今回はここまで。

　次回の後編では、今まで取り組んできた「ふじのくにのデジタル化事業」（実証事業）の中から、実装に発展した事業を紹介します。また、令和5年度に取り組む実証事業の概要も紹介します。