実践NOTE586 「健康管理が自らできる心身ともに健やかな生徒の育成」
「健康管理が自らできる心身ともに健やかな生徒の育成」
磐田市立竜洋中学校 栄養教諭 青嶌 素晴
はじめに
令和7年度、中堅教諭等資質向上研修を受け、栄養教諭の専門性を活かしながら、学校全体の食育を推進するために取り組んだ実践を紹介します。
食に関する指導の全体計画の策定・進行管理
打合せをする筆者(左)
「食に関する指導の全体計画」をより実効性の高いものにするため、「食に関する指導の手引き」に示された基本の項目に加え、本校独自にステージや食育の日、特別支援学級や心の相談室等の項目を追加し、特色ある計画づくりを心掛けました。
また、この計画を形骸化させず機能させるため、職員会議の場を活用し、その時期の指導のポイントを具体的に提案しました。全教職員が共通理解を持ち、自信を持って食育に関わることができる環境づくりに努めました。
「食育の日」における実践と成果
本校では、月に一度「食育の日」を設けています。月のテーマに沿ったスライド配信をしながら10分間の放送を実施し、Google フォームで振り返りを行っています。フォームには、放送内容に関するクイズや、年度初めに立てた個人目標の進捗を2・3学期に見直す設問を用意し、生徒がこまめに食について振り返る機会をつくりました。
学期末には、一年間の回答を個別の「食育の記録」としてまとめ、配付しました。生徒からは「受験前に食べる食材を、放送を参考にして決めていた」「行事食について知って、日本の文化の美しさや素晴らしさを学び、食べることがさらに好きなった」「食べ物による体への良い影響を色々知って、食べるたびに思い出して楽しく栄養を考えながら家でも食べている」といった声が寄せられました。
これらの反応から、単なる知識の習得に留まらず、食を「自分事」として捉え、周囲への感謝へと意識が広がっていく様子が伺えました。
また、今年度の学校評価における教職員アンケートでは、「食育指導を行った」という回答が100%となりました。毎日発行するイラスト入りの「今日の給食」だよりや、授業で活用できる資料の整備など、学校全体で食に触れる機会が増えるようにした成果が表れたものと考えています。
おわりに
私はこどもたちと向き合う時間を何よりも大切にしています。専門知識を活かし、授業や給食の時間を通して生徒の成長に関わることが、栄養教諭としての大きなやりがいです。今後も「チーム学校」で食育の推進体制を整え、こどもたちの健やかな未来を支えていきたいです。
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