実践NOTE587 「特別支援学校高等部におけるBYODの活用」
「特別支援学校高等部におけるBYODの活用」
静岡県立静岡北特別支援学校南の丘分校 教諭 中村 伸平
はじめに
令和6年度より、特別支援学校高等部でBYODが導入され、生徒が一人一台端末をもち、学習活動に取り組むようになりました。本校では、令和6年度より2年間、県の研究指定校として特別支援学校高等部におけるBYODの授業実践の研究を進めてきました。研究を通した成果を、実践と共に紹介します。
共同学習の良さと意見の可視化
生徒が共同で学習に取り組む場面では、CanvaやGoogleスライドなどのWebアプリケーションを活用し、発表のスライドやポスターを作成したり、付箋機能で意見を共有したりしました。共同編集機能を活用することで、全員が同時に意見を出し合い、互いの進捗を確認しながら作業ができるようになりました。友達の意見がその場で可視化されるため、それを見て自分の考えを深めたり、フィードバックを即座に行ったりすることが可能になり意見交換が活発になりました。
指導の効率化と質の確保
資料を提示する筆者
教師が生徒に課題や資料を配付する際には、GoogleClassroomを活用しました。BYODの活用が始まる前は、教師と生徒とがデータのやり取りをすることに難しさがありましたが、GoogleClassroomによって、教師が資料やURLを一斉に提示したり、課題をデータで配布したりすることで、学習の量と質が確保され、授業がスムーズに進むようになりました。また、学校の端末を活用していたときは、1台の端末を複数人で操作していましたが、BYODにより一人一台端末を操作することで、自分のペースで学習を進めることができたり、スライドや掲示物などの修正がその場ですぐにできるようになったりしました。
自分専用端末の良さ
タッチペンを活用する生徒
学校の共用端末ではなく、自分専用の端末があることによる利便性の良さを生徒は実感しています。生徒へのアンケートから、「自分の端末は使い方に慣れていて使いやすい。」といった感想が挙がりました。専用端末の良さとして、より使いやすくするために、付属のキーボードやタッチペンを活用している生徒もいます。
BYODの目的は、自分が使いやすいカスタマイズ機へと調整し、卒業後も活用できる機器とすることです。今後も校内での活用を通して、生徒が卒業後も使い続けることができるBYOD端末にしていきたいです。
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