実践NOTE589 「しずおかバーチャルスクール ~こどもの居場所の1つとして~」

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1082508  更新日 2026年5月29日

印刷大きな文字で印刷

「しずおかバーチャルスクール ~こどもの居場所の1つとして~」

静岡県教育委員会義務教育課指導班 教育主幹 長澤 誠

しずおかバーチャルスクールとは?

 しずおかバーチャルスクール(以下SVS)とは、継続的に学校に通っていない県内の義務教育段階の児童生徒が、アバターでメタバース空間に入り、入室者と交流したり、オンライン教材で学習したりすることのできる居場所のことです。令和6年度の試行期間を経て、令和7年度から本格的な運用が始まっています。わたしは、令和7年度からこどもたちと接するスタッフとして、毎日メタバース空間に入室しています。

画像:令和8年度しずおかバーチャルスクール募集チラシ(表面)
令和8年度しずおかバーチャルスクール募集チラシ(表面)
画像:令和8年度しずおかバーチャルスクール募集チラシ(裏面)
令和8年度しずおかバーチャルスクール募集チラシ(裏面)

こどもたちは何をしているの?

写真:メタバース空間の様子
メタバース空間の様子

 SVSには、時間割のようなものはなく、こどもが自分でやることを決めます。チャット機能を使って友達と話をしたり、オンライン学習教材に取り組んだり、アバターを操作して追いかけっこをしたりなど、行われる活動は多様です。スタッフは、必要に応じて声掛けをしたり、一緒に活動に参加したりしながら、こどもの様子を見守っています。このような交流活動の中では、友達の発言に対して共感する様子や悩みを抱えている子への励ましの発言がよく見られます。とても微笑ましく、個人的には癒やしの時間となっています。

メタバース空間から出ることもある?

写真:オンライン配信による社会科見学(筆者)
オンライン配信による社会科見学(筆者)

 SVSでは、メタバース空間での活動の他に体験イベントを企画・実践しています。令和7年度は、オンライン配信による社会科見学や、実際に対面して交流をするお楽しみ会などを開催しました。参加したこどもからは、「知らないことも多く、勉強になった。」「実際に友達に会えてうれしかった。」などの感想をたくさんもらいました。これらのイベントを通して、こどもたちが、人や社会とのつながりを実感するとともに、実社会での生活や将来について考えてくれたらうれしいです。

今後の展望を聞かせて?

 こどもたちの抱える悩みや不登校の段階はそれぞれですが、参加しているすべてのこどもが、居心地がよく安心できる居場所として入室できるよう、ふだんの関わりやイベント内容を充実させていきます。学校現場とは離れたところにいながら、こどもたちとふれ合える機会があることに感謝と責任感をもって、SVSの運営に取り組んでいきたいと思います。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
kyoui_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp