実践NOTE588 「生徒が『自ら動く』晴花祭を目指して」
「生徒が『自ら動く』晴花祭を目指して」
島田市立初倉中学校 教頭 滝井 大介
※前任校である島田市立六合中学校における実践です。
「生徒は、自ら動いているのかなぁ。」
天高く馬肥ゆる秋。体育大会の総練習。「集まるのはこっちだよ!」「白い旗を挙げて!」招集や審判等、いろいろな役割を生徒に全うさせるための先生方の声が至るところで聞こえます。生徒も右へ左へと必死です。全体を取り仕切る特別活動主任と、生徒会担当は、時間内で終わるのかと戦々恐々としています。慌てて総練習後の連絡事項を考えていた教務主任の私に、校長は、そう、ぽそりとおっしゃいました。
「どうせならこれまでにない体育大会を創りましょう。」
冬。次年度の教育活動を検討する会議。本校の重点目標「自ら動く」の実現に向け、校長から、3つの大方針が示されました。体育大会を年間3回に分けること、体育大会の名を改めること、そして、生徒の主体性を重んじること。体育大会を3回も実施できるのか、主体性とはどのようなことを指すのか、「自ら動く」生徒とはどのような生徒なのか。先生全員が暗中模索の中、特活主任は、そう、力強く言われました。
先生は、我慢する。
新年度。先生は口を出したり、手を貸したりしそうになるのをぐっとこらえ、生徒の力を信じて見守ることを原則にして生徒の支援を続けました。結果、生徒会自ら全校アンケートを行い、体育大会を正式に「晴花祭」と名付けることができたことや、実行委員会が、企画した種目内容を校長に伝えたいという思いから、生徒が先生方を招き「晴花祭実行委員会」を開催できたことはその成果であり、また、生徒の「自ら動く」を実現できた最たるものであったと思います。そして、4月、5月、11月と、年間3回に渡る「晴花祭」企画から運営までのすべてをやりきり、生徒の手で成功させることができたのも、先生が一丸となって取り組んだからだと確信しています。
目指して楽しく取り組んだメディシングボール
緊張しつつ先生に提案し助言を求める生徒たち
「成功するために一生懸命だった。」
最後に。実行委員はこう語っています。「成功するために一生懸命だった。終わったあとは嬉しいっていう気持ちと、楽しかったっていう気持ちと、同時にやりきったという気持ちが強かった。大変なこともあったけど、やりがいのある仕事だと思った。」
凜とした雰囲気の開会式
「押し込み合戦」に一生懸命取り組む生徒たち
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