働き方改革先進企業(社会保険労務士法人ローム1)

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ページID1041212  更新日 2023年1月13日

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ワーク・ライフ・バランス


社会保険労務

社会保険労務士法人ローム

写真:社会保険労務士法人ロームの様子

所在地
静岡県浜松市南区三島町1605-1
業種
社会保険労務
取り組み
きらきら女性リーダー育成プロジェクト

概要

写真:社会保険労務士法人ロームの皆さん

写真:事務所の外観

社会保険労務士法人ロームは、浜松市の南区にある社会保険労務士事務所です。スタッフは、代表の牧野剛氏の他、社会保険労務士、事務スタッフで総勢21人(湖西市の事務所との合計)。そのうち18人が女性という、女性が活躍する事務所です。

「女性が家庭も大切にしながらいきいきと働き、能力を発揮していく過程を発信していきたい」と、モデル事業に応募いただきました。
同事務所では、新たに女性リーダーの育成に取り組むことになり、行動目標と、目標を達成するための具体的な行動を設定し、取組を進めました。

目標を決定。プロジェクト始動!

写真:ヒアリングの様子

ヒアリング実施

まず最初に、アドバイザーが事務所の現状や課題についてヒアリングを行いました。同事務所はこれまで代表のほか、役員とリーダーが一人ずつという比較的フラットな組織でしたが、今後の事務所の拡大を見据え、代表が不在でも円滑に事務所運営をできるようしたいという意向がありました。
また、より意欲的に仕事に取り組むことができる職場づくりを進め、公私の充実につなげたいという思いから、新たに女性リーダー二人の登用を目指すことになりました。
リーダー候補となったお二人(以下、二人という)へヒアリングを行うと、リーダーになることには期待もある一方で、家庭との両立や、求められるスキルへ対応できるかという点について不安を感じていることが分かりました。

目標決定!

そこでリーダー育成のため、行動目標と具体的な行動を決めました。行動目標としては、「自らの力で遂行できるようにする業務(以下、目標業務という。)を設定」するとともに、「新人育成ができる」ことを掲げました。
具体的な行動としては、「(1)勉強会の実施、(2)顧客との打合せに同行、(3)ロールプレイング、(4)変化の記録、(5)リーダーズインテグレーション、(6)リーダー会議の実施」を行うこととし、育成にあたっては、役員と現リーダーがメンターとして支援を行うことになりました。
これらの目標、行動を実現することにより、リーダーとして安心して活躍し、きらきらと輝くことができる職場づくりを進めます。題して「きらきら女性リーダー育成プロジェクト」のスタートです!

「リーダーズインテグレーション」でコミュニケーション!

交換日記・リーダー会議を実施!

写真:リーダー会議の様子1

早速、二人はメンターと1対1で交換日記を開始します。これは、「変化の記録」の意図があり、日々の生活での気づき、良かったことや不安なことなどをノートに綴り、メンターは、コメントや助言の形で返します。
また、二人とメンターとで「リーダー会議」を開催し、リーダーの仕事や心構えなどについて話し合う場を持ちました。


写真:交換日記

写真:リーダー会議の様子2

リーダーズインテグレーションを開催!

写真:模造紙に貼られた付箋

リーダー登用のための具体的な行動の一つ、「リーダーズインテグレーション」は、リーダーとその仲間との心理的な距離を縮めるためのコミュニケーション手法です。二人の遠慮や不安を解きほぐすことをねらいとして実施しました。

開催当日、社内の一室にスタッフ全員が集まりました。二人は、冒頭でリーダー就任に向けての思いや抱負について語った後、一旦退出します。その他のスタッフは、二人について「知っていること」、「知りたいこと」、「知っておいてほしいこと」、「二人のためにできること」というテーマについて付箋に書き、壁に貼られた模造紙に貼りつけていきました。
その後、二人に再入室してもらい、付箋に書かれた内容を見ながらスタッフと対話して、公私問わずたくさんの情報を共有しました。

二人は、この会を通じてスタッフの皆さんの気持ちが伝わり、とても励まされたそうです。また、事務所全体にとっても、組織の一体感を強める機会となったようです。

写真:リーダーズインテグレーションの様子1

写真:リーダーズインテグレーションの様子2

取組の成果が事務所全体に波及!

取組の成果

写真:打合せの様子1

写真:打合せの様子2

「設定した目標業務を自分の力で遂行できるようにする」という行動目標に向けては、メンターによる研修が続けられ、二人は顧客との打合せへの同行、打合せを想定したロールプレイングや勉強会などに取り組みました。
もう一つの行動目標である「新人育成」についても、二人は個人の特性にあった指導を考えるなど、育成に対する意識が高まったと同時に、事務所全体を見る意識が強くなり、自らが得た知識や情報は事務所全体で共有するようになったそうです。

また、取組の中で続けられてきた交換日記では、二人はメンターに対し、プライベートなことも相談ができ、公私にわたる情報共有が一層進み、より充実したコミュニケーションが図られるようになりました。
さらに、本取組の効果は二人に止まらず、周りのスタッフの仕事に対する姿勢やコミュニケーションにも好影響を与え、仕事の質が向上したそうです。

取組を通じて

写真:女性社員

「きらきら女性リーダー育成プロジェクト」は、女性リーダー育成と共に仕事への意欲・質の向上、コミュニケーション充実の効果があり、仕事の生産性を上げ、ワーク・ライフ・バランスが実現しやすい風土づくりの成果につながりました。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局労働雇用政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
roudou-koyou@pref.shizuoka.lg.jp