2023年度働き方改革先進企業(株式会社リカバリー)

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ページID1060929  更新日 2024年3月14日

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ダイバーシティ経営


障害福祉サービス事業(放課後等デイサービス・就労継続支援事業)及び企業内小規模保育所

株式会社リカバリー

写真:株式会社リカバリー

所在地

藤枝市末広2丁目8-17

代表者

代表取締役 坂平 一芳

業種

障害福祉サービス事業(放課後等デイサービス・就労継続支援事業)及び企業内小規模保育所

従業員数

148名(男性48名/女性100名)

取り組み

みんなが暮らしやすい社会の実現に向けて、会社として職員が認められ、やりがい持って働きやすい職場環境つくりを目指しています

取組のきっかけ

当社では介護育児休暇制度等早々に福利厚生に関する取り組みを行ってきた。

更に職員の声をヒアリングし、会社と職員と共に成長する機会を設けたいという社長の思いから、各事業所の代表が職場内の声を集めたうえで、ワークライフバランスをテーマに勉強会と称して、会社への要望や会社の思いを意見交換する機会を設けたのが始まり。

取り組みを始めていく中で、様々な職員からの意見等を現実化するために、どのように進めていったらいいかと検討していたタイミングでアドバイザー派遣のことを知り、目標設定の方法やどのように計画していくと良いかなどを相談した。

 

取組内容

第5回WLB勉強会のスケジュール冊子(下)とその様子(上2枚)
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第5回WLB勉強会のスケジュール冊子(下)とその様子(上2枚)

・WLB勉強会と称した、職員の強みや得意を発表し、一緒に体験し、互いに学びを深める機会を5年にわたり実施(1年目:ワークライフバランスってなに?会社への要望、2年目~4年目:生きがいチャートの内容をテーマに発表や講座等、5年目:総まとめとして職員の強みを活かし参加者に体験してもらう場を設ける)。富士から掛川まで22か所の事業所から、全職員の半数以上が参加している。

・全職員に対しての、時間単位の年次有給休暇取得の導入

・障がいを持つ家族の通院等の予定にも活用できるように、介護休暇制度の対象者を拡大

・不妊治療をしている女性に対しての、ファミリーサポート休暇(本年より時間単位取得可)の導入

 

成果・変化

・WLB勉強会の中で早期に要望として挙がった時間有給に関しては、導入することで学校の行事の参加や短時間の通院等に合わせた形で、早退や中抜けではなくて有給休暇がとれると、多くの職員が活用している。また予定に合わせ時間で取得できることで、送迎時間に間に合うように戻ってきてくれる等、事業所の状況を考慮した有休の取得方法を職員が検討し、事前申請もあることから職場にとっても当日のシフト管理がしやすく、良い影響が出ている。

介護休暇制度の対象者拡大やファミリーサポート休暇制度についても、有給休暇が無くなってしまい休みを取りづらいという職員より、時間取得も含め制度を使った申請が可能になったことで休暇申請がしやすくなったと評価を得ている。

・WLB勉強会では発表した側には自身の取り組みを知ってもらう良い機会となったという声や、実際に取り組み内容を仕事に活かすことで評価を受けている職員もいる。また参加した側も、毎回参加することで自身も何か「好き・得意を活かしたい」というモチベーションUPに繋がっている。

 

今後の展望

リカバリー末広施設長・WLB勉強会実行委員長 日向崇紹
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WLB勉強会実行委員長 日向崇紹(末広施設長/右端)

・職員の満足度をあげ、質の向上に繫げるためにも、WLB勉強会は組織横断的な取り組みとして発展させていきたいと考えている(サロン形式など、現在検討中)。今まで取り組んできた職員からバトンタッチできる職員の育成や、やりがいを感じてもらうための働きかけ方が課題となっており、現在研修体系を見直し、キャリアビジョンを持って取り組む姿勢を身に着けるための学びの機会を提供することや、評価制度の改革を通じて職種以外の役割または強みを活かした活動提供を実行してくれる職員を評価するなど、職員のエンゲージメント向上に繋がる制度改革を進めている。同時にえるぼし取得を目指して、アドバイザー派遣を活用し、現在申請前段階である。

 

※従業員数、担当者の所属・肩書は2024年2月現在のものとなります。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局労働雇用政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
roudou-koyou@pref.shizuoka.lg.jp