2022年度働き方改革先進企業(株式会社電業社機械製作所)

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ページID1059783  更新日 2024年3月14日

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多様な働き方


風水力機械、海水淡水化用エネルギー回収装置の製造、販売

株式会社電業社機械製作所

写真:株式会社電業機械製作所

所在地

三島市三好町3-27

代表者

村林 秀晃

業種

風水力機械、海水淡水化用エネルギー回収装置の製造、販売

従業員数

575名(男性496名/女性79名)

取り組み

取組から新たな課題を見つけ着実な職場環境改善へ

女性をはじめ多様な人材が働きやすい職場づくり、多様な働き方を選択できる環境整備に取り組むきっかけ

大型ポンプや送風機の製造、据え付けという業務の特性上、元々社内には男性社員が多く、全社員の9割を占めていた。しかし、少子高齢化に伴う雇用確保の危機感から、男性だけでなく女性にとっても働きやすい職場づくりが必要だと考え、多様な働き方を選択できる制度の導入や、ワーク・ライフ・バランスの充実に向けた取組を行った。

取組内容

はじめに、多様な働き方を選択できるよう、各種制度の拡充や導入を行った。

育児との両立支援としては、短時間勤務制度の利用期間を小学校就学前まで延長したほか、短距離であっても自動車通勤を可能とする要件の緩和や、在宅勤務制度の導入を行った。

また、介護との両立に関しては、見通しが立ちにくく、利用期限を設けることが難しいことから、最大365日間利用できる介護休業制度や、介護の理由が消滅するまで利用可能な短時間勤務制度を導入し、長期間働き続けられる環境を整備した。

このほか、妊娠、傷病でも短時間勤務制度を利用でき、業務内容によっては在宅勤務も可能とするなど、育児や介護だけでなく、様々な事情を抱える社員も安心して働くことができる制度を設けた。

ワーク・ライフ・バランスの充実に向けては、ノー残業デーの設定や有給休暇の取得促進、男性の育児休業取得の推進を行った。2015年までは、育児休業を取得する男性社員はいなかったが、働きかけを行った結果、2016年度に男性社員1名が育児休業を取得し、その後毎年1、2名が取得している。

成果・変化

制度の見直しや導入を行い、採用活動でも働きやすい職場環境をPRしたところ、2016年度には14%であった女性社員の採用比率が2018年度には40%になり、以前は男性社員しかいなかった部門でも女性社員の採用が進んだ。その結果、女性社員の比率や管理職、管理職候補者の割合がともに上昇し、2018年にはくるみんの認定を受けることができた。

しかし、女性社員の採用が進んだ一方で、定着率に課題が残っていたことから、働きやすい職場とは何か改めて考え、2022年4月には、女性社員6名をメンバーに「職場環境創造・女性活躍プロジェクト」を立ち上げ、全員が働きやすく活躍できる会社を目指し、定期的な意見交換やアンケートによる社員の意見収集、社内行事の企画を行っている。

今後の展望

写真:電業社機械製作所

プロジェクトの活動を通じて、コミュニケーションの不足やキャリアアップ支援に関する課題が浮き彫りになったため、新たに経営者層を対象としたコミュニケーション研修の開催や、キャリア形成をはじめとする各種相談窓口を掲載した手帳の作成・配布を行った。

今後もプロジェクトの活動を継続し、従業員の声に耳を傾けながら、全国の支店・営業所で勤務する女性社員を対象とした集合型研修会の開催や事務服の見直しなど、様々な角度から働きやすい職場づくりを進めていく。

※従業員数は2023年2月現在のものとなります。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局労働雇用政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
roudou-koyou@pref.shizuoka.lg.jp