2022年度働き方改革先進企業(株式会社田子の月)

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ページID1059785  更新日 2024年3月14日

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ダイバーシティ経営


食料品(菓子)製造販売

株式会社田子の月

写真:株式会社田子の月

所在地

富士市今泉380-1

代表者

代表取締役社長 牧田桂輔

業種

食料品(菓子)製造販売

従業員数

248名(男56名、女192名)

取り組み

感染拡大防止の営業時間短縮が、業務効率化と長時間残業削減のきっかけに!

取組のきっかけ

女性活躍推進法の改正を機に、県のアドバイザー派遣制度を活用し、一般事業主行動計画の策定、届出を行った。策定した計画期間の終了が近づいたことから、2022年に県のアドバイザー派遣制度におけるステップアップ支援を活用し、進捗状況の確認と今後の目標・取組のアドバイスを受けた。

取組内容

沼津原店の販売員さん
写真:沼津原店の販売員さん

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、遠方への外出や訪問が激減し、店舗への来客数も減少したことから、9時から20時までの営業時間を見直し、特に来客数の減少が著しい夕方の営業時間を短縮して、18時(一部店舗は18時30分又は19時)閉店とした。

また、営業時間の短縮により「就業後に購入しようとしたが閉店していた」という購入機会が減ったお客様がいたことから、普段取引のある団体や学校関係、企業などに「定期的なお菓子のお届けサービス(オフィスDEおやつ)」を実施した。購入需要の掘り起こしを行ったことで、売上の確保だけでなく、従業員の雇用を継続することができた。

このほか、従業員や家族の感染により人員が減った時や、繁忙期で人手が足りない時には、可能な範囲で育児休業中の従業員が勤務シフトに入り、対応した。

成果・変化

繁忙期の応援で勤務する育休中の販売員さん
写真:繁忙期の応援で勤務する育休中の販売員さん

営業時間の短縮は、経営面で窮地ではあったが、人員不足対策や残業時間の抑制に繋がった。帰宅時間も早くなり、「家族と触れ合う時間が増えた」という従業員の声も多く聞かれた。

また、現在3名の女性従業員が育児休業を取得しているが、保育先の定員に空きがないことから、復帰までに1年以上の期間がある。このため、繁忙期の応援として、休業中に勤務シフトに入ることは、人員の確保だけでなく復帰時の不安解消や復帰支援にも繋がっている。

今後の展望

今後、新型コロナウイルスによる行動制限の緩和により、営業時間が戻る際には、残業時間の増加に十分注意を払い、働きやすい環境を整えていきたいと考えている。

また、今回のステップアップ支援では、新たに2023年度からの一般事業主行動計画を策定し、女性管理職比率の向上を目標に掲げたので、目標に向けた取組を進めていく。

※従業員数、担当者の所属・肩書は2023年3月現在のものとなります。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局労働雇用政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
roudou-koyou@pref.shizuoka.lg.jp